on the road

カルチャーに関する話。

研修2日目

「東京」の生活史を1日1人分読んでる。ページ数だと大体8頁くらい。二段組みだから、それなりのボリュームだ。昨日読んだのは、昔ネットワークビジネスをしていて、なんやかんやあって今は遊ぶことしか考えていない女性の話だった。当時交際していた相手とネットワークビジネスをしたけれどうまくいかず、お互い借金を作ってしまって、親に肩代わりしてもらったり、結婚、浮気、セックスレス、離婚というなかなかの波瀾万丈な生活を送っている割にあっけらかんとした語り口。たった8頁だけれど、この女性のことを知った気になってしまう。

 

昨日から4日間の研修で今は2日目である。先代の社長が懇意にしていたコンサルタントが主催している研修で、そのコンサルタントはもう高齢だから、息子が講師をしている。

 

息子さんは、話していることの半分くらい分からない。というのも話が脱線しまくっていて、口癖が「話を戻すんだけれど」になってしまっているくらいだ。、昨日の講義では「何の話をしていたんだっけ」と、とうとう話の本線を見失ってしまうくらい脱線していた。僕は声に出さず笑っていた。マスクをしていて助かった。息子さんは知識量はものすごいあるっぽくて、先人の教えだったり、○○の法則とかを教えたがるのだけれど、結局伝えたいことがぼけている。時間もルーズで、問題演習の時間が短くなったり、休憩時間が短くなることがざらだ。ビジネスを教えるなら時間厳守してくれえ。

 

なぜか土曜まで研修があるので、若干憂鬱。だけど、「ダウ90000のハコ」が面白かったのとM1決勝進出者に真空ジェシカやらランジャタイやらモグライダーの名前が出てちょっとだけ気力が回復しました。

 

11月下旬

最近、都内へ散歩するときはポメラを持ち歩いている。ノートPCを持ち歩いている時期もあったけれど、荷物になるし、喫茶店でノートPCを開いたら、結局ネットサーフィンしてしまうので、自分にはポメラがベストみたいだ。何も書かない日もあるけれど、予定と予定の間の時間を喫茶店でつぶすときは、ポメラをいじっている。賞に応募する作品の設定を書き連ねたり、ブログを書いたりしている。応募予定の賞の締切まで数ヶ月あるから、じっくり考えている。

 

アウトラインは90%くらいできていて、今は矛盾がないか、本当にその展開で良いのかを点検している。バナナマンがいつしかのラジオで言っていたコントの作り方(矛盾をつぶす作業)を参考にしているのかもしれない。まだ書き始めてすらいないのに、楽しさを感じる。「映像研には手を出すな!」ばりの無双感はないけれど、徐々に自分が作りたいものがはっきりしてくる感覚が良い。年内には一旦仕上げる予定。飲み会の予定は入れすぎないようにしないと。

 

THE SIGN PODCASTのサウナ回を聴く。日本サウナ学会の加藤容崇先生の博識っぷりに驚かされると同時に「それって実は間違っていて」とか「それって実はすごい勿体なくて」みたいな話の入り方が、ひろゆきっぽさを感じた。相手の注意を引きつける話法だと思うけれど、そういう話し方をする人とは仲良くなれる気がしない。ただこのサウナ回はめちゃくちゃ面白いので、おすすめです。

 

 

散歩のついでに久々に紙の本を買った。「東京の生活史」。東京に暮らす150人の人々へのインタビュー。まだ3人分しか読んでいなくて、最後まで読み切る自信はないが、話し手の生活とちょっとした性格の歪みなんかが垣間見えてまあ面白い。もしこういう生っぽい登場人物を描いた作品が書けたらどれほど楽しいだろうか。

 

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コロナ禍になって、お金の心配をすごいするようになって、今でも何歳までにいくら資産が欲しいとか、そういうことばかり考えてしまっている反動からか、日常系の漫画がやけに面白く感じるようになった。いや、あこがれを抱くようになったというべきか。最近読んだ本で良かったのは真造圭伍「ひらやすみ」。そっか、自分って人たらしのキャラクターが大好きなんだな~、というのを気付かされた。2巻はやく出て欲しい。

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断線、無線、脱線、世界線

ワイヤレスイヤホンにしてから、断線して使えなくなることがなくなったから、イヤホンの寿命が延びた。自分の管理がずさんだからかもしれないが、有線のイヤホンの場合、だいたい1年くらいで断線するのだけれど、ワイヤレスのイヤホンは3年ぐらい使っていた。3年前に買ったのは、BoseのSoundSport Freeで、大体3万円くらいだったと思う。今まで有線のイヤホンしか使っていなかったから、ワイヤレスにしたときの快適さに感動していた。

 

買い換えを検討するようになった理由は、ケースのねじがばかになって、すぐにケースの蓋が取れてしまうようになったことと、接続不良になる回数が増えたからだ。本当はもう少し半年は使えると思うが、半ば衝動的に買い換えした。イヤホンのメーカーにそこまで明るいわけではないけれど、評判の良さそうなSennheiserのMOMENTUM True Wireless2を注文して、今日届いた。

 

今までのイヤホンはノイズキャンセル機能がなかったから、amazonレビューで弱みとして言及されていたノイズキャンセル機能も十分良いじゃん!と感じるくらいの性能だった。Boseのイヤホンは割と重低音をしっかり拾っていたけれど、Sennheiserのイヤホンは重低音をそこまで強調しないものの全体としてひとつひとつの音が自然に、かつ、明瞭にに聞こえるように感じた。好みとして重低音が少し強い方が好みなので、イコライザーをいじる。

 

イコライザーを微調整する時に聴く曲はきっと人それぞれ決まっていると思うが、何が人気なのだろうか。最初は音がたくさん詰まっている曲が良いかと思って、星野源の「創造」を聴いて調整していたが、あまりにも音が多くて、微調整するには適当じゃなく断念した。yoasobiも聴いてみたが、ピンとこなかった。なんなら重低音が主張しすぎるとうるさく聞こえてくるからyoasobiはデフォルトの設定で良いかもしれない。生音っぽい曲で調整した方が良いのかもしれない。


今のところは、ceroの「Summer Soul」が妥当解だと思っているけれど、最適解を知っている方は僕に教えてください。

 

そういえばこの頃はM1の準々決勝が行われている時期である。予選から会場に足を運ぶような熱心なファンではないが、3回戦のネタが全組公式であがっていたので、気になったのを何組か見る。5人組のダウ90000のネタが完成度高くてびっくりした。演技もうまいし、会話のリアルさ、話の脱線の仕方が心地よい。決勝進出は無理かもしれないけれど、今度公演見に行きたいと思うくらいには興味がある。

 

スパイダーマンの最新予告が公開されていた。マルチユニバースで過去のスパイダーマンの作品のキャラが登場するというだけでワクワクするのに、別世界線ヴィランを救う道がないか悩むスパイダーマンが描かれるなんて! もっのすごい面白い映画になること間違いなし。ジョン・ワッツ監督、最高の映画にしてください。

 

爆弾処理

 

11/14に友達と『エターナルズ』を見に行った。土日休みではない友達もいたから、20:40の回を見た。僕がIMAXで見たいと行ったため、池袋のグランドシネマサンシャインで見ることになったのだが、終わりの時間が23:30近くで、久しぶりに終電間際で帰ることになった。終電近くだけど、コロナ前ほど混み合ってはいない。焼き肉とビールで胃もたれ状態だったので、ぐったりしながら帰る。

 

『エターナルズ』は、個人的には手放しで賞賛出来るような作品ではなかった。新キャラ10人は十分魅力的で、そこはさすがと思いつつ、終盤のディヴィアンツやセレスティアルズとの対峙の仕方が凡庸なんじゃないかとモヤモヤした。自分が期待していた展開は、ディヴィアンツの共闘展開で、せめて知性をもったディヴィアンツとイカリスを戦わせるとかして、アリシェムからの使命とディヴィアンツの主張に揺れ動くイカリスを見たかった。エターナルズ同士が恋愛している感じも過剰に思えた。

 

色々思うことはあるけれど、MCUの本線にどう合流するのか、今後の展開を考えるのが楽しい作品だったので、見て良かったと思う。

 

前日は大学の友達と飲んでいた。たくさん飲むことになりそうだったので、事前にウコンの力を胃に流し込む。この友達と飲むと、いつも他の人には話していないようなことも話してしまう。お互いに多少のリスペクトがあるからでしょうか。何でも話せる友達がもっと欲しいと思うのは贅沢なのでしょうか。

 

先週、上司が異動になり、今週から新しい上司になった。前の上司が抱えていた爆弾をどれから処理していこうか、と新しい上司は笑いながら爆弾処理を進めている。スラムダンクの沢北や流川が逆境で笑っていたシーンをなぜか思い出す。前の上司の爆弾のせいで冬のボーナスが想定より一段階低くなりそうでテンションが若干下がっているものの、新しい上司が前向きに仕事に取り組んでいるので、気を引き締めようと強く思う。

たった180円で。

11/8から2泊3日で北海道へ旅行に行っていたのだけれど、ホテルのフロントから借りていた爪切りを家まで持って帰ってしまったことに帰りの空港で気付く。

 

すぐにホテルへ電話で連絡し、すみません、郵送でお返ししますと謝って、翌日に郵送で返却した。郵便局の受付の人に爪切りを送るにはどうすればいいのかを聞いた。ゆうパックとかで送らなきゃいけないのかなと思ったら、追跡とか必要ないならスマートレターで良いと思いますよと親切に教えてくれた。

 

スマートレターの金額は180円。180円で埼玉県から北海道まで荷物を届けてくれるのか。amazonやら楽天市場で送料無料のものを見かけるときはラッキー程度にしか思わなかったけれど、いざ発送者の立場になると180円で荷物が届くことはとてもありがたいし、不思議な気持ちになる。飛行機や車を乗り継いで数時間かけてたどり着いたホテルにたった180円で郵送できてしまうので、物理的な距離やら時間が伸び縮みして、そんなに遠くなくて、こことあそこはたしかにつながってるんだという気持ちになる。

 

ENJOY MUSIC CLUBの松本壮史さんが監督した年賀状のCM好きだったな。久しぶりに見たくなって、youtubeで検索したけれどヒットしない。Twitterも駆使して調べたら、なんとか見れた。限定公開になっていて、URLを知らないと見れなくなっていたので、このブログでURLを貼り付けておく。

 

 

想いを届けるための少しの手間をかけて送る年賀状。なんて素敵な文化なのでしょうか。義務感で書く人もいるだろうけれど。気恥ずかしくてLINEで「あけおめ、ことよろ」しか送らない人間だけれど、ちゃんと書いてみるのも良いかもしれないと思った。

焼きうどん

ラジオクラウドで昨日のアフター6ジャンクションのカルチャーコーナーを聞く。昨日は宮崎夏次系がコーナーゲストだった。宮崎夏次系のことを勝手にぶっ飛んだ性格の男性だと思っていたので、第一声が落ち着いた女性の声で驚いた。初期の作品しか読んでいなくて、久しぶりに読み返そうと思ったら、本棚になかった。去年ブックオフで売っちゃったかもしれない。「あなたはブンちゃんの恋」を読みたいので、来月給料が入ったら、買おうと思う。臨時収入があると思って、iPad miniやら電子書籍で本を大量購入していたら、臨時収入が入らず、金欠状態なのだ。

 

 

 

「一日外出録ハンチョウ」を最新刊まで読む。1年半ぐらい外出自粛していたからか、大槻の外出の楽しみ方を実践したくなる気持ちが抑えられない。都内に出るときはいつも決まった店しか行かないから、大槻ばりのレパートリーがほしい。いちばん好きな回は第57話「父飯」。子どものときに父親が作ってくれた焼きうどんを再現する、という話なのだが、焼きうどんを作る過程で今まで気付かなかった父の一面に気付いて、ひとり笑みを浮かべるシーンが大槻らしさが出ていて好きなのだ。

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取り留めのない。

緊急事態宣言が明けて、コロナ関連の仕事もぐっと少なくなったので、今まで溜まっていた仕事を大量にこなしていた。職域接種で鍛えられたおかげか、仕事のスピードが格段に上がったように思う。僕は後回しにする癖があり、面倒くさそうなメールは気持ちを落ち着けてからじゃないと開けなかったのが、すぐにメール開いて即返信をするようになった。未読0件の状態でする仕事はとてもはかどるんだなと28にしてようやく気付く。

 

久しぶりにあだち充作品を読み返した。あだち充作品でいちばん好きなのはやっぱり「H2」なのだけれど、久しぶりに読み返すと「タッチ」も捨てがたいなという気持ちになる。達也と南で柏葉監督のお見舞いする回の次の話で野球部員全員で病院の前までランニングして、円陣組んで「ファイトファイト明青!」と声を出すシーンが好きだ。達也と柏葉監督の関係性を思うと、これ以上ないエールの送り方だし、これを週刊誌で読んでいた当時の読者がうらやましい。この話で柏葉監督は一切登場しないし、最後のコマは14時を指す時計のみ。14時というのは、柏葉監督の手術の時間のことで、こんなに説明を省いているのに、引っかかることなく理解させるのって相当の技術だ。

 

キングオブコント2019のかが屋のコントも何回も暗転するコントで、ともすると、時間軸が理解しにくいのだが、日めくりカレンダーをひとつ置くことで説明を省きながら告白しようとしている男のとある一夜のコントなのだと設定を理解させていたことを思い出す。

 

今週の金曜日に金曜ロードショーで「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の特別編集版が放映されるので、youtubenetflixの予告を見返す。予告だけで涙腺が刺激されるくらい、思い入れの強い作品なので、金曜ロードショーで流れることは素直に嬉しい。僕がいちばん好きなのは9話。10話の成長を語る上で、9話は欠かせません。(10話は殿堂入りです)

 

泣けるつながりでよく「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の動画を見る。手嶌葵の主題歌を聞くだけで、ドラマの愛おしい瞬間の数々を思い出す。視聴率は全然振るわなかったらしいけれど、何回も見返したくなるドラマのひとつとして心に刻まれている人は少なくないはずだ。

 

在宅勤務しているときに「カルテット」を垂れ流していた。適度に内容を忘れていたので、松たか子の名前が巻真紀だったなとか、松田龍平演じる別府くんが九條さん(菊池亜希子)と結婚前なのにキスするんだ!とかで楽しく見れた。仕事ははかどらなかった。