on the road

音楽・映画・小説・漫画・お笑い・ラジオの話。

並行世界ブーム。

最近、並行世界が流行っている。同じ時期にオザケンの新譜とデイミアン・チャゼル監督作品の「ラ・ラ・ランド」の公開があったことも記憶に新しい。どちらも並行世界が描かれていた。

 

もしも 間違いに気がつくことがなかったのなら?

 

並行する世界の僕は

どこらへんで暮らしてるのかな

広げた地下鉄の地図を隅まで見てみるけど

 

神の手の中にあるのなら

その時々にできることは

宇宙の中で良いことを決意するくらい

 

これは「流動体について」の歌詞の一部だ。そう。並行世界は、過去を省みた時に立ち上がるものだ!タラレバ、後悔は違う可能性の広がりを今ここにいる僕らを押しつぶすのだ。

 

しかし、"その時々にできることは宇宙の中で良いことを決意する"という現在の肯定。ラ・ラ・ランドのラストシーンの2人の別のあり方を描き出す壮大なミュージカルも順風満帆な人生ではないからこそ、並行世界で描かれるサクセスストーリー。あのラストも圧倒的現在の肯定だ。

 

並行世界はフィクションではないのだと思う。うまく言えないけど。並行世界というある可能性への考察を繰り返していくことで、「(しかし、)このようになってしまった」現在への力強い肯定になっていく。

 

僕は、ディスよりもラブを主張する話が大好きだ。だから、並行世界を通して主張される現在へのラブをビシビシ感じて最近のカルチャー、チョー楽しい!ってなってる。

 

思えば、cero柴崎友香も並行世界について語っていたから大好きだったのかもしれない。両者とも3.11の体験を経て、並行世界を語るようになった(と思う。ちゃんと調べてないが。)

 

僕のオールタイムベストのトップ5に入る「この世界の片隅に」も並行世界が語られ、生への圧倒的肯定が描かれていた。いつか「この世界の片隅に」もちゃんとブログに書きたい。書き溜めてる文章はあるけど、まだまとまっていない…。

 

なんでこんなに現実への肯定が好きになったのだろうか。少年漫画的な価値観で育ってきたからだな、多分。小学生の頃に「ダイの大冒険」のポップの生き方に格好良さを感じてしまったから、現実を受け入れることだったり、悪あがきすることの格好良さに潜在的に憧れてたんだと今ふと気づく。

 

僕は、とにかくラブの話をしていきたい。けど、つまんない映画を見ることもある。今年公開のコナンはつまらなかった…。というよりもここ数年のコナンの映画はつまらない。ファンの需要に合わせすぎているし、一段とトリックや動機に無理が出てきている。ちゃんとコナンを好きな人にコナン映画を作って欲しいと思いました。