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サウナとの出会いから聖地巡礼までのはなし

サウナを愛する者のことをサウナーという。

 

僕がサウナーとなったのは、2016年の年末のことだ。年末のマツコの知らない世界で、サウナを特集していた。いや、あれはロウリュウ特集だったかもしれない。

SOTというサウナ批評家ユニットが出演していて、サウナ後の水風呂からの外気浴で"ととのう"のだということを熱弁していた。そもそも「ととのう」というサウナ用語を発明した人は、タナカカツキだ。サウナーにとって『サ道』は必読だ。

 

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当時の僕は、サウナの気持ち良さを知らなかった。小学生の頃にスーパー銭湯で無理してサウナに入って、呼吸が苦しくなってすぐ出たという記憶しかない。それに、サウナにはおっさんが多くて、汚いイメージもあった。

ところが、テレビで見る今どきのサウナは清潔感があり、とても気持ち良さそうだった。そこからサウナに興味が出て、地元の銭湯へのサウナ通いが始まったのである。

 

初めてのサウナは、サウナ8分、水風呂1分、外気浴4分を3セットくらいやっていた。それは今もほとんど変わらない。"ととのう"体験は2セット目で訪れた。

サウナで、あー、汗がでる〜、つらい〜、と時計を睨み、水風呂であー、冷たい〜、気持ち良い〜!となって、外気浴で、あー、気持ちよかった〜、と火照った身体を冷やすのだが、外気浴で"ととのう"のだ。

 

外気浴の重要性は、サウナ通いをして、半年くらいで気付いたのだが、外気浴をしないと火照った身体を休める時間を作れず、いたずらに体力を消費してしまい、バッドトリップ(=のぼせる)にもなりかねない。

サウナの一般的な評価基準は以下の通りだろう。

 

1.サウナ室の室温

2.水風呂の水温(塩素くさくないか)

3.休憩するためのイスのクオリティ

4.外気浴のできるスペースの有無

5.人の多さ(≒マナーの良し悪し)

6.サウナマットが定期的に交換されるか

7.アメニティの豊富さ

8.風呂の種類の豊富さ

9.ロウリュウの質

10.結局"ととのえる"か

 

当然のことながら、サウナーによって何を重んじるかは異なる。僕の場合は、1.2.4.の3つを重要視している。サウナ室は90℃のフィンランド式、水風呂は15℃前後、外気浴スペースは広くて風が強く吹いている方が良い。冬の時期は外気浴が気持ち良いので、より整いやすい。

 

大体週1回くらいのペースで、サウナに通っているのだが、未だサウナの聖地とされる「サウナしきじ」へ行ったことがなかった。無理やり休みを使って、夜から弾丸遠征をした。写真はお昼のチェックアウトで撮影。

 

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僕は、その日深夜の23:30ごろにサウナしきじへ到着した。料金は2300円(泊まりで朝10:00まで)とめちゃくちゃ安い。

 

なぜ聖地とされるかの理由が分かった。サウナ室の室温の高さと水風呂の圧倒的クオリティの高さだ!室温の高さは110℃、水風呂は15℃、サウナしきじはすべて天然の硬水を使っていて、ミネラルを豊富に含んでいる。まずサウナ室は、普段よく通うサウナに比べ20℃ほど高いが、そこまで息苦しくもなく、爽やかな汗が流せる。その後に入った水風呂は、僕のサウナ生活でトップ3に入る快感だった。水が良いからか、周囲10kmが草原になったかのような開放感! ストレスが身体から流れ出るのを感じてしまうような感覚! その日はサウナ→水風呂を5セット繰り返し、2Fの仮眠スペースでぐっすり眠って、疲れをばっちり落とした。

 

これは、たまんないね。帰りにステーキハウスさわやかで肉々しいハンバーグを食べた。すごいうまかった。静岡ローカルなのに、全国レベルで有名なだけある。帰りの電車で、青崎有吾の「体育館の殺人」を読みながらウトウトした。年次決算が終わったら、また行こうと思った小旅行でした。おわり

 

追記

深川麻衣主演の「パンとバスと二度目のハツコイ」を見た。

 

深川麻衣は、静岡出身で役柄も静岡出身だった。こういう環境で育ったというバックボーンを共有できた気がして、普段とは違う映画体験をした、と思う。この映画は、生活感溢れる映画で、登場人物たちがちゃんと生きているし、小さなことを丁寧に描いている良い映画でした。そもそも大きい出来事は起こらないし、パン屋へ向かう夜明け前のシーンみたいに静かだけど、愛おしい感じです、時間があれば、見てください。では、また今度。