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ストレッチ中にぼんやりと

村上春樹の文章を読んで感じることのひとつなのだが、村上春樹は「単純な動作の積み重なり」を描くことが多い。

 

そんなことを風呂上がりにストレッチをしながらぼんやり思った。「単純な動作の積み重なり」というのは、作中の登場人物が決められた生活リズムを淡々とこなす描写のことだ。「海辺のカフカ」で身体を動かすシーンの話なんかを思い起こしてほしい。本は実家にあるから、実家に帰ったら引用を加えておく予定だ。

 

自分の立てたスケジュール通りに物事を動かしていく、身体を動かす。みたいな登場人物が意外と多い。だからか、村上春樹は僕にとって身体を動かす時に読みたくなる作家でもある。

 

創作をする時、一夜漬けで一気に書くんじゃなくて毎朝早起きして1時間だけ書く、みたいな生活をしたくなる。僕は早起きできないし、普通の社会人に比べて早く家に帰れるから、夜に1時間書くのを始めようと思っている。ただ、年度決算が控えていることあって、なかなか体力がもたない気もする。マイペースに、それでも書き続けることをしていきたいと思う。

 

最近は、少年サンデーの「天使とアクト!」を最新話まで読んだ。主人公のアクトはスポーツ万能、才色兼備な高校生で、ただ声変わりしていなくて女性みたいな声を持っている。ひょんなことから、中等部の春坂なりというプロで活躍している声優と文化祭でアテレコをすることになり……。みたいなところから始まる。

 

ブコメ声優漫画?であるこの作品をなるほどと思いながら読んだ。僕は声優文化に全く詳しくなく、アニメもほとんど見ない。けど、声優は声だけで演技しなければならないということは知っている。声優はその場面場面でそのキャラが何を考えているか、どんなバックボーンを抱えているのかを表現しなければならない。だから、アクトや他の登場人物によって、アニメのキャラの新しい一面を見せたり、物語が生まれ変わったりする。

 

創作の仕方として、登場人物に徹底的に寄り添うことは重要だと思った。比喩だったり、場面の描写とかも大事だけど、そこで人はどんな行動を取るのか?という視点を持たないと血の通った作品にはならなそうだ。今まで書いた作品を思い返してみて、思い当たる節がたくさんあったので、大きな話の流れ、設定だけ考えて、ゆっくり書き進めていければと思う。