on the road

音楽・映画・小説・漫画・お笑い・ラジオの話。

映画、旅行、喧嘩、BGM

僕の働いている会社は、祝日も普通に出勤日だから、世間一般の連休とはズレた日付で連休が設定されている。

今年のGWの10連休は、4/27から5/6なんだけど、僕の会社は4/29〜5/1が出勤日で、5/2〜5/7が連休だ。とはいうものの会社の人も連休中に働く気になるわけなくて、部長や課長がこぞって有給消化している。

 

体調が若干すぐれないが、ここ数日イベントが盛りだくさんだったから、ベッドで横になりながら思い出していきたいと思う。

 

4月はMCU漬けだった。

映画を好きになったのも大学3年生くらいだから、MCUが辿ってきた10年余りを詳しく知らない。MCUが好きになったのは、なんでだろうか。PS4スパイダーマンが面白かったからかな。

 

 

「親愛なる隣人」で、等身大のヒーロー像は、感情移入するのにピッタリだった。 

NYをスウィングしたり、敵をやっつけたり、街中で住人とハイタッチするのが楽しかった。

 

そんな中、大傑作の「スパイダーマン:スパイダーバース」が3月に公開された。

 


映画『スパイダーマン:スパイダーバース』本編映像<マイルス・モラレス編>(3/8全国公開)

 

「スパイダーバース」のメッセージ性は、誰にでもヒーローになれる、ってことで、そのメッセージは、制作に携わったフィル・ロードとクリス・ミラーの作家性だと思う。なんてたって、この二人は、あの大傑作「レゴ・ムービー」の監督・脚本だから。

 

「スパイダーバース」が、ネットの至るところで絶賛されていたから、試写会にも行ったし、公開初日に会社の先輩と見に行った。

 

「スパイダーバース」を見に行った会社の先輩とその後見に行ったのが、「キャプテン・マーベル」だ。

 

 

キャプテン・マーベル」は正直映画単体で見たときに、そんな面白いとは感じなかったが、MCUの世界の繋がり方にワクワクしてしまった。(この時はまだMCU作品をほとんど見ていない)

 

キャプテン・マーベル」を見たからには、「アベンジャーズ/エンドゲーム」も見たい!と思って、見れる限りの映画を見た。面白かったのは、「アイアンマン」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「スパイダーマン:ホームカミング」かな。

 

4/26。仕事もおろそかになる程、「エンドゲーム」を早く見たい気持ちに駆られていた。それくらいこの時期にはMCUの世界の虜になっていた。(仕事は、午前中でほぼ終わらせていたから余計にそわそわしていた)

 

仕事終わりにレイトショーで会社の先輩と「エンドゲーム」を見た。

イオンのシネコンでこんなに混んでいるの見たことがない!というレベルの混み具合でポップコーンを買うのにも20分もかかった。

 

 

ネタバレは控えるけれど、映画を見終わった後の心の疲れがとてつもなかった。

物語に粗はあるのかもしれないが、それ以上の感動があったと思う。前に進んで、誰かを愛したくなる作品だった。

 

映画が終わったのが23時過ぎだったけれど、その翌日、深夜3時に旅行へ出発するため、映画の余韻に浸りながら、旅行の準備を進めていた。

 

旅行の行き先は京都で、目的は平成最後のG1「天皇賞・春」を見に行くためだ。

ギャンブルが目的だから、会社の人に胸を張って旅行に行きます、とは言えず会社の人に京都のどこに行くの?と聞かれても、お茶を濁した。

 

塾の先輩の車に乗って、京都へ向かった。深夜バスで旅行に行ったことはあるけれど、車で旅先まで行くのは初めてだ。みんな仮眠をとってきているのかと思いきや、全然寝ていないそうだ。頭がおかしい。僕は、寝ないで行動する、というのが全くできない。そういうことをすると身体のどこかが変になるからだ。みんなそうかもしれないが。

 

僕は1〜2時間くらい寝ていたが、先輩がタバコを吸うからしょっちゅう窓を開けるから、寒くて風邪を引きそうだ。愛煙家は寒さよりタバコの吸いたさが上回るのだろうか。気持ちよく寝たいのに、寒くて寝れないから不機嫌になる。運転してくれているありがたさは頭の片隅からも消えていた。車中では、運転手の先輩をイジる流れになっていた。最初は盛り上がっていたが、いじりがエスカレートして喧嘩みたいになっていた。なんでこの人たちはこんなに喧嘩をしているのだろう。と不思議に思いながら、バナナ炎のノープランロケをふと思い出した。初期のノープランロケは設楽の指摘に日村がいじけてふてくされている場面がよくあった。

 

そうか、旅行に喧嘩はつきものなのかもしれない。そういう喧嘩も何年か後に思い出して笑い話になればいいね、なんて思いながらその喧嘩に加わりたくなくて再び寝た。その後も至る所でグダグダ、喧嘩の繰り返しで僕が今までしてきた旅行史上一番嫌な気分になった旅行だった。(競馬で負けたことも大きい)

 

最終日に浜松で食べたうなぎはうまかった。

 

旅行の疲れ、ダメージが残っていて平成最後の日、令和最初の日は、遊びに行ったりしたかったが、眠りふけった。夕食を食べた後に、この前買った劇団ロロの「BGM」を見た。

 

車は走る。誰かの思い出が音楽になって、車の中にぎゅわーって広がっていく。窓を開ける。音は車の外へとこぼれていって景色に形を変える。二次元の夜景、形見だらけのハードオフスズナリに閉じこめられた下北沢と雨を降らせるミラーボール、ディスクジョッキーの集まる競馬場に、Instagramで加工された松島の海。記憶は音になって、音は僕らの背景になる。バックグラウンド・ミュージック。車は北へと走ってる(ゴキゲンに)

 

「BGM」のセリフの瑞々しさ、挿入されるエピソードのユニークさがたまらない。

ありえたかもしれない未来とそうではない今を形作った過去たち。

 

「BGM」を見ていて、自分史上最悪の旅行の道中でJPOPを下手な声で歌っていたことも面白かったラジオの話をしたことも案外悪くなかったな、なんて気持ちになる。