ここのところ、漫画をよく読んでいる気がする。今連載中でハマっているのは、「虚構推理」。
「虚構推理」のジャンルはミステリだ。コナンとか金田一とかと同じ。ただコナンや金田一と違うのは、妖怪やら都市伝説の化け物が出てくるという点だ。妖怪が事件を起こして、それを主人公達が解決する、という流れなのだけれど、解決の仕方がひとひねりあって面白い。
妖怪が人間を傷つけてしまったり、殺してしまったりすると、人々は噂をする。「どうやらあの事件は妖怪が起こしたらしい」と。妖怪や都市伝説の化け物は、人々の想像で生み出され、噂が広まれば広まるほど妖怪は実体化を強める。妖怪を倒そうとしても、噂はそう簡単に消えないので、倒せない。
では、どうするのか。世間のみんなにでっち上げの嘘(虚構の推理)を信じ込ませるのだ。より魅力的な物語に人々は惹かれていき、妖怪の力が弱まっていく。「真実はいつもひとつ」の時代じゃなく、どんな物語=虚構を語り、信じ込ませるかという事件の解決の仕方はとても魅力的だ(原作者がこの構造を思いついたのは「雨月物語」かららしい)。
この作品はみんなキャラクターがたっているし、キャラデザも綺麗で万人ウケ間違いなしではないでしょうか。
映画も最近ちょこちょこ見た。
ここ1週間だと、「海獣の子供」、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」、「アラジン」。この中だと「海獣の子供」がいちばん好きだった。
【6.7公開】 『海獣の子供』 予告2(『Children of the Sea』 Official trailer 2 )
五十嵐大介作品は正直「SARU」しかちゃんと読んだことがなかったけど、書き込みの凄さ、自然への畏怖とか超現実的なものの描き方が良いなと思っていた。
前評判の良さからきっとその要素は損なわれていないのだろうなと思って見に行ったけど、その期待を軽々超えていく出来だった。序盤の琉花が坂を駆け下りるシーンとか、気合いの入り方が違うな、と。芦田愛菜はさすがのナイス演技でした。終盤の「祭り」のシーンは圧倒的だし、終わり方も琉花の成長が描かれるラストで青春映画として幕を閉じるのも悪くない。というか最高。
今見たい映画は、「ウィーアーリトルゾンビーズ」。この曲が妙に好きなんだよな〜。サンダンス映画祭に出品している作品は好みの作品が多い気がしている。皆さんはどうでしょうか。
【公式MV】WE ARE LITTLE ZOMBIES (映画『ウィーアーリトルゾンビーズ』テーマ曲)
それにキーボードを演じている中島セナが大好きなので、火曜あたりに見ようと思っている(中島セナはミツメの「エスパー」で好きになった)。
この曲はNetflixオリジナルドラマ「stranger things」を言及していると思うのだけれども、あからさまに表現するのではなくちゃんと自分たちの作風の中に落とし込んでいて素晴らしいと思う。
昨日は、友人の結婚式だった。今まで従姉妹の結婚式にしか出席したことがなかったし、何だか気恥ずかしい気持ちになる。恋だの愛だの考えてしまう時期から結婚して二人でいるのが当たり前になっていくような段階に友人は進んでしまったのだなと遠い存在にも思ったりしたけれど、結婚式や披露宴自体は非常に友人らしい賑やかな会だったので、ちょっと安心した。
結婚式に招待する側、招待される側みたいなことを考えていて、僕たち招待される側はもてなされていると同時に二人のことを祝いたいと思ったりする。他の出席者はどういう気持ちで結婚式に望んでいるのだろうか。準備するのはめちゃめちゃ大変だと思うけれど、そのおかげで色んなことを思い出して懐かしくなった。結婚おめ。
披露宴中に流れていたけれど、チャットモンチーはやっぱいいね。