on the road

音楽・映画・小説・漫画・お笑い・ラジオの話。

もう11月か

ここ2ヶ月くらい、ブログの更新ペースがグッと落ちてしまった。それは、きっと余裕がないからか。

 

総務へ異動してからずっとBCPの策定に力を注いでいて、自分自身の防災意識が高まる中で台風15 号と19号が上陸し、甚大な被害をもたらした。僕が異動して力を注いできたからか会社としては最低限度の対策を取ることができ、大きな被害をもたらすことはなかった。ただそれは人海戦術的なところがあり、まだBCPを策定したとは言い難い節があった。なので、問題提起を行ってみた。問題提起したはいいものの、上司の腰が重く、なかなか会社のあり方が変わらずもどかしさを感じていた。

 

サラリーマンとしての平均的葛藤を抱いている平凡な自分に嫌気が差す。残業もたいしてしていないのに、余裕がなくなっている。

 

そんな日々を過ごす中での楽しみは、「空気階段の踊り場」だった。

 

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空気階段のラジオを聴き始めたきっかけは、たしかキングオブコントだったか。決勝第一ステージ敗退時の水川かたまりの「お笑いのある世界に生まれてよかった」というコメントがやけに印象的で、そういえばゴッドタンで空気階段が出た時、水川かたまりが金八先生は偽善だから見るなと母から教わった幼少期のエピソードも面白かったなと思い出す。もっと2人のことを知りたくなった。青春ゾンビというブログでも空気階段の魅力を語っていて、この波に乗るしかないと決意し、ラジオクラウドから過去回を聴きあさったのだ。

 

空気階段の魅力は、語り尽くせない。水川かたまりの尖りまくった感性と純真さ。ラジオ内での号泣プロポーズ回は必聴だ。号泣プロポーズ回での水川かたまりの言葉がいちいち刺さる。

 

「彼女がいることは言ってなかったです。その、同棲しているってことも言ってなかったです、ラジオでは。というのも本当に好きだったんですよ。本当に信じられないくらい好きで」

 

水川かたまりは熟女好きを自称していたのだけれど、当時付き合っていた彼女はふたつ年下だ。鈴木もぐらがそのことを追及すると、水川かたまりはこう言う。

 

「全部を変えてくれた女性なんです。その、本当に。初めて年下の女性のことを好きになったから」

 

こんなに自分の生々しい感情をさらけ出すラジオを僕は知らない。こんなに自分をさらけ出すラジオを作り上げたのは鈴木もぐらだ。初回放送では、鈴木もぐらの方も好きな女性を射止めようと変にリスナーにいじられるのを本気で嫌がったりする。そういうことがあったからか鈴木もぐらは自分をどんどんさらけ出すようになる。仲が悪くなってしまった妹のみーちゃんの話、今の奥さんであるともみちゃんとの馴れ初め、公開プロポーズ……。鈴木もぐらはどうしようもないクズなんだけれど、たまに水川の尖りをなだめる時の兄貴感が好きだ。クズではあるけれど、大人の考え方ができるところがまた良い。

 

このラジオ番組はしょっちゅうガチ喧嘩をする。こんなにぶつかり合えるのは僕にはできないことなので、羨ましくもある。喧嘩になって、喫煙所でクールダウンして仲直りする回も最高に好きだ。この回を聞いているだけで喫煙者になりたくなる。

 

ラジオってやっぱり面白いな、と思っている最中にTBSラジオ中途採用の募集があった。大学の頃の後輩にラジオの話をした記憶が蘇る。ラジオ好きの人と知り合えたからラジオ業界への興味は一旦薄れたみたいなことをその場では言ったが、本当にそうなのかと家に帰ってから自問自答していた。応募するだけならタダだし、星野源の「さらしもの(feat.PUNPEE)」が頭をよぎる。

 

さらしもの (feat. PUNPEE)

さらしもの (feat. PUNPEE)

 

好きであることを自分なりに表現したいと思った。仕事で余裕がない中、一生懸命職務経歴だったり、志望動機を書いたりした。正直あまり自信がないけれど、せてて面接まで行きたいと願うばかりだ。

 

TBSラジオへ応募してから、多少気持ちの余裕も出てきて、漫画を読んだり、海外ドラマを見始めたりした。

 

最近読んだ漫画は「約束のネバーランド」。主人公のエマは孤児院で暮らしていて、その孤児院は笑顔と愛で溢れた場所だった。けれど、実は孤児院の子供は実は鬼に食べさせるために育てられていたことが発覚し、脱獄を試みる……。というのが最初の方の話だ。少年ジャンプらしいエマの全員を救おうという考えが、ちゃんと考え抜いて悩み抜いた末の答えなのが良い。少年ジャンプそんなに面白くないじゃんと思って、一時期敬遠していたけれど、こういう骨太の漫画が少年誌に連載されているのめちゃくちゃアツいなと興奮してしまった。

 

 

amazon primeの「モダン・ラブ」は皆さん観ただろうか。

 

 

NYタイムズ紙のコラムを原案にした1話完結型のドラマだ。1話30分だから気軽に観やすいし、その割に観賞後の満足度も高いので、ぜひ観て欲しい。このドラマは単なる男女の恋愛だけでなく、色んな形の愛を描いている。僕の心を鷲掴みにしたのが、1話のドアマンと女性のエピソードだ。あまり良い恋愛のできていない女性とその女性を見守るドアマンの2人の関係性がとても良い。ドアマンは彼女の良き友であり、父のようでもある。女性と恋愛関係になることはないのだけれど、彼女を心配するその姿は愛そのものだ。

 

恋人でも家族でもない人へ愛情を注ぐことは現代では難しいと思ったりする。触らぬ神に祟りなし、事なかれ精神で生き抜くことが是とされる世の中だ。だって、トロッコ問題を学校で扱っただけで問題になるんだから。そんな時代だからこそ多様性を肯定し、触らぬ知らぬ存ぜぬではなく、認め合うみたいなことができればいいね、とひそかに思う。

 

ドラマのタイトルでふと思い出したデヴィッド・ボウイのmodern loveを聞いたら、やっぱり良い曲だった。

 

Modern Love

Modern Love