on the road

カルチャーに関する話。

2020のGW

西原梨花の「おちてるふたり」という超マイナーな漫画に出てくる洲本さんが大好きだ。打ち切りだと思うんだけど、すごい好きだった。洲本さんがメインヒロインじゃないことも含めて大好きだった。西原梨花の次回作が楽しみでずっと待っている。

 

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本来なら有給使いつつ、4/29〜5/6まで休んでやろうと思ってたんだけど、コロナのせいで仕事が全く進んでいなかったり、長期休暇中のコロナ情報の取りまとめなんかをする必要があったりで5/2と5/4に出勤した。だからあまり休まった気がしない。

 

休みの日は家でダラダラしているのも苦痛だったんで、散歩したりサイクリングした。散歩中は岡村隆史のANNを聞いたりした。サイクリング中は小説のネタがないかを探していた。賞に応募したいという気持ちがようやく湧いてきたってことでもある。

 

GW中に一気に読んだ漫画は、「BUNGO」と「彼女、お借りします」。

 

 

 

 

「BUNGO」は、野球漫画だ。野球に限らずスポーツ漫画はいくつか読むんだけど、野球を6年間続けているから、野球漫画が1番頭に入ってくる。コミュ症気味のど素人主人公がひたすら練習して、圧倒的成長を遂げていく。こういう漫画を読んでいるとワクワクする。今のところ、中学シニアが舞台だからか、女子と男子が混ざって野球している。「MAJOR 2nd」も女子と男子が一緒に野球していた。たしかに体格差はあるんだろうけど、野球は男だけのもんじゃないって当たり前のことを思い知らされる。

 

「彼女、お借りします」は、レンタル彼女の話だ。勢い余ってレンタル彼女のことを彼女と友達に紹介してしまったり、元カノとレンタル彼女も同じ大学にいるなんていうこともあり、最初の頃は気まずい場面が多くて苦しみながら読んだ。(僕はドラマでも気まずい場面が苦手で目を背けたくなる)

ヒロインである一ノ瀬千鶴は、演技を勉強するためにレンタル彼女をやっている。自分の夢のために頑張れる人というのは、魅力的だ。闇落ちしてる元カノは救われるのか、お試しと称して付き合っている更科るかとは今後どういう関係性を築くのかものすごく気になる。

 

もう10年近く恋人がいないことが頭の片隅でちらついている。恋人を作らなくても幸せになる時代ではあるけれど、それでも寂しいっていう感情は消せない。社外人になって、新しく友達ができることも少なくなったし、自分の年収を計算して、将来に絶望する。だから節約するようになった。友達以上恋人未満みたいな関係の人がいる。タイミングが合えば付き合うこともあったんだろうけれど、そういうことにはならなかった。僕は異性を意識した時、仲良くなりたいよりもその人のことを知りたい!という感情が強い。どういう人生を歩んで今があるのか。その価値観を形成するに至った出来事は何なのか。過去もひっくるめてその人のことを知りたくなる。平賀さち枝の歌詞の随所にも好きな人のことを知りたいという気持ちが描かれていて、わかる!って思いながら聴き込む。

 

ああ いつまでも 私のそばで その涙を見せてよ

 

怒った顔も早く見せて

 

 

 

性格がクソだ、とか、生活能力が低い部分とかを自覚しているから、ちゃんとした大人になってから恋人を作りたいとかって思いもあったんだけど、高校の頃、友達に「一緒に成長していけばいいんじゃない?」って言われたことがすごい頭に残っていて、無理に背伸びしなくてもいいか、と開きなおる。

 

ブコメ大好きな理由のひとつに好きな人のことを考えて空回りしてる部分を見るのが好きだったり、一挙手一投足に過剰な意味を見出すことにあるんだと思う。

 

キングオブコントの決勝でハナコがやった、女子をひたすら追いかけるコントのラストのセリフ「女子むずー!」。20代半ばでもいまだその気持ちだ。

 

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