on the road

カルチャーに関する話。

久しぶりにイオン行った

今年の賞与支給日は7月1日。いつもは賞与支給日当日に賞与面談があって、査定期間中の評価をされる。賞与には良い記憶がない。社会人3年目までの僕はどう言葉を取り繕っても、「無能」感があり、同じ部署の人に迷惑をかけてしまっていた。仕事も大して面白くなかった。うちの会社の個人評価はS・A・B・C・Dの5段階の相対評価で行われる。営業職の人は個人評価に営業係数がかけられる。そのため、同期でも平気で僕より数十万多くもらう人がいる。(住宅メーカーあるある?)

 

同じ役職の人数が一定数いないとどんだけ無能でもB評価になる。無能だった僕にはとてもありがたかったが、賞与評価で上司が気を使いながら評価を伝えてくるのが嫌だった。経理の仕事をしていた時期は一度C評価を食らってまあまあ落ち込んだのを覚えている。3年目まで、仕事面ではまあまあ無能だったと思うが、本社機能に関する知識を一通り学んだので、知識面ではそれなりの成長をしていたんだろう。それに加え、3年目の後半から仕事に関連する本を何冊か読んで、会社の仕組みをもっとこうしないとダメじゃん!みたいな事がわかるようになってきて、4年目からは他部署からも自部署からも頼られるようになってきた。仕事のやりがいは、こういうところから感じ始めるのだろうか。

 

話を戻すが、今年は支給日よりも前に賞与面談があった。今の部署では同じ役職の人は2人しかいないので、普通ならB評価なんだろうけれど、コロナ対策でめちゃくちゃ頑張ったから、A評価狙えるかな、なんて淡い希望を抱きながら面談が始まる。詳細は省くが、A評価をもぎ取ることに成功した。こんだけ頑張ったんだから、当たり前だろ、と言う気持ちと頑張ってよかった〜って気持ちが混ざる。口元が緩みそうになるので、面談中はわざと険しい顔をする。会社全体としても賞与支給金額がUPしているようなので去年に比べたら、大幅なプラスだ。日経平均の雲行きがだいぶ怪しくなってきたので大半は貯金するが、残りの金額は旅行の軍資金にしようと思う。自慢をする奴は大っ嫌いなんだけれど、誰も読まないブログにこっそり自慢を書いても良いじゃないかと居直っている。

 

賞与の金額に気を大きくしてしまい、久しぶりに買い物に行く。木曜日、在宅勤務中に自室の物が多いのが異様に気になって、3時間半かけていらない物をゴミ袋にぶち込み、服が半分くらいなくなってしまったので、都内に出かけてイケてる服でも買おうと出かける準備をする。ただ元々ダサダサ人間なので、どこに行こうか逡巡していると地元のイオンで見たい映画がやっていることを知り、予定を変更してイオンに行く。映画の上映が始まるまで時間があったので、ユニクロで服を漁る。午前中にイケてる服を思っていたあの頃の自分はもういない。ファッションセンスが皆無な人間は、冒険しないでユニクロの機能性の高い服を着れば良いのだ。

 

皆さんはドラえもんのTシャツは買いましたか? ユニクロドラえもんがコラボしたと言うニュースを聞いた時、絶対買いたいと思っていたが、いざ店頭に行くと着こなす自信がなくなって買うのをやめてしまった。その代わりにエアリズムオーバーサイズTシャツを3枚買う。普段、Tシャツなんてライブでしか買わないので、1,500円でTシャツを買えることに驚く。

 

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「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を見る。今日まで知らなかったのだけれど、監督がグレタ・ガーウィグだった。僕の好きな「レディ・バード」の監督・脚本を務めている。(もっと調べたら、「フランシス・ハ」の脚本を書いている。「フランシス・ハ」をいまいち好きになれなかったのは、当時の僕が未熟だったからなんだろうか。ただ、序盤に流れるデヴィッド・ボウイの「modern love」がバッチリ決まっている)グレタ・カーウィグのヒロインは自分のやりたいことに突き進める強さ、自由さ、奔放さを持っている、というイメージがあって、今作もまさにその通り!といった感じのヒロインで、脚本の妙もあって、むしろ「レディ・バード」を超えるくらい好きかもしれない、なんて思った。ティモシー・シャラメ演じるローリーの無邪気さもキュートだけど、中盤以降の展開に対する葛藤ももっと見たかったな〜。

 

 


『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』6月12日(金)全国順次ロードショー

 

明日は宅建の勉強しないといけないから昼間に出かけられないけれど、新しい靴を買いたいし、髪を切りたいし、「三体」の続編を読みたいし、サウナに行きたい。とにもかくにも早くボーナスを。