on the road

カルチャーに関する話。

何も出来ない

以前のブログで書いたかは定かではないが、最近まで宅建の勉強をしていた。今年で3回目の受験だ。合格率は大体15〜17%くらい。国家資格の中では難易度の低い資格らしい。

 

難易度が低い、というネットの情報に踊らされ、過去2回の受験は無意識になめていた。仕事と並行して、資格の勉強をするという生活リズムになれず平日はほぼ勉強せず、土日もどちらか片方で3〜4時間くらいしか勉強していなかった。

 

その結果、合格点マイナス2点とか3点とかそういう成績で落ちていた。惜しいと思う人がいるかもしれないが、宅建は1問1点、全50問の試験で、明確な合格点はなく上位15%くらいを合格とするように合格点は毎年変動する。合格点は大体35点くらいに落ち着く。ボーダー付近の点数を取る受験生は多いので、惜しくはない。マイナス2,3点で来年は受かるだろ、と余裕をカマスとまたマイナス2,3点くらいで落ちる。だから3点の差は高い。

 

今年は会社で手配してもらった講座を受講した。6月末くらいから毎週日曜半日くらい講座を受講する。途中夏休みを挟んだりして、全14回の講座で、受講料はテキスト込みで3万円くらい。会社でどれくらい負担してくれているか知らないが相当安い。予備校でちゃんと受けたら20万円くらいかかるらしい。最近『二月の勝者』という中学受験塾を舞台にした漫画を読んでいて、塾とか予備校業界は金がかかってしまうんだな、と思っていたので、より20万円の重みというかリアルさを感じた。

 

 

受講料は確か給付金で払った。残りは貯金した。

 

今年の宅建勉強時間を計算してみる。

前半の講座は大体6時間くらいで後半の講座は模試を解いて解説なので3時間くらい。

6h×8回+3h×6回=66h

 

メインの勉強法はスタケンというアプリでの過去問演習。スタケンアプリは過去10年分の問題が解けて370円という破格の値段なので、下手に問題集を買うよりアプリを買った方が良い。

 

アプリで問題を演習している時間が記録されていて、40時間くらい。

その他テキストで復習するのが多めに見積もって30時間くらい。

 

過去2回の受験で流石に知識がそれなりにあったので、130〜140時間くらいの勉強時間。ユーキャンのサイトだと、合格に必要な勉強時間が300時間とあったので、過去2回分の勉強時間を足したら、それくらいになるかもなあと思う。

 

中高の受験勉強の経験を思い出してみると、僕は要領良く覚えられるタイプでは決してなくコツコツ努力タイプだった。今年の勉強は時間こそ少ないもののほぼ毎日ちょっとずつ問題を解いて知識を定着させていった。今回の成功体験を生かして、今後の勉強に活かしたい。

 

資格を無駄に取る人にはなりたくないが、今後、どんな資格を取ろうか。行政書士司法書士あたりか。司法書士で開業すれば、年収も大台に乗る可能性が大幅アップなので、30歳になるまでは目指してみようかと思う。

 

全然話は変わるが(むしろこっちが今回書きたかったことだが)、最近、有名人の自殺報道が多いように感じる。僕の周りの人で自殺した人は幸いなことにいないが、息苦しさ、生きづらさを感じている人が多い気がする。原因は十人十色なんだろうが、弱者を叩く風潮が嫌になってしまったことが原因の大きなものなんじゃないかと個人的に思っている。弱者を叩く人を徹底的に糾弾する人も中にはいるが、僕はそのやり方が嫌いだ。Twitterでフォローしていた有名人が差別思想を持つ人に粘着して晒しあげる様を見て、この人は正義のふりをしているが、人権を否定しまくって、自分を優位に置きたいだけなんじゃないかと思ってしまったからだ。

 

コロナ禍を通して、だいぶ自分のメンタルが鍛えられたので、他者を思いやる余裕が出てきたので、最近は息苦しさ、生きづらさを感じる人たちとどう関わっていくべきなのかをお風呂に入っているときや寝る前に考えたりする。親しい仲の人であれば、積極的に話を聞いてあげたいんだけれど、微妙な距離感の友人、知人に対してはどうすれば良いのだろうか。下手に関わるとよりその人を傷つけてしまうんじゃないか、という不安もあって、何も出来ない、という状態になってしまう。触らぬ神に祟りなし、とはいうけれど、それは自分本位に考えすぎなんじゃないか。僕は今まさに困っている人に対して何かアクションできる余地はないかを考えたい。

 

いまだに結論が出なくて、今年はずっと考えてしまうんだろう。頑張っている人の救いになるような何かを生み出せるようになりたい。