on the road

カルチャーに関する話。

取り留めのない。

緊急事態宣言が明けて、コロナ関連の仕事もぐっと少なくなったので、今まで溜まっていた仕事を大量にこなしていた。職域接種で鍛えられたおかげか、仕事のスピードが格段に上がったように思う。僕は後回しにする癖があり、面倒くさそうなメールは気持ちを落ち着けてからじゃないと開けなかったのが、すぐにメール開いて即返信をするようになった。未読0件の状態でする仕事はとてもはかどるんだなと28にしてようやく気付く。

 

久しぶりにあだち充作品を読み返した。あだち充作品でいちばん好きなのはやっぱり「H2」なのだけれど、久しぶりに読み返すと「タッチ」も捨てがたいなという気持ちになる。達也と南で柏葉監督のお見舞いする回の次の話で野球部員全員で病院の前までランニングして、円陣組んで「ファイトファイト明青!」と声を出すシーンが好きだ。達也と柏葉監督の関係性を思うと、これ以上ないエールの送り方だし、これを週刊誌で読んでいた当時の読者がうらやましい。この話で柏葉監督は一切登場しないし、最後のコマは14時を指す時計のみ。14時というのは、柏葉監督の手術の時間のことで、こんなに説明を省いているのに、引っかかることなく理解させるのって相当の技術だ。

 

キングオブコント2019のかが屋のコントも何回も暗転するコントで、ともすると、時間軸が理解しにくいのだが、日めくりカレンダーをひとつ置くことで説明を省きながら告白しようとしている男のとある一夜のコントなのだと設定を理解させていたことを思い出す。

 

今週の金曜日に金曜ロードショーで「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の特別編集版が放映されるので、youtubenetflixの予告を見返す。予告だけで涙腺が刺激されるくらい、思い入れの強い作品なので、金曜ロードショーで流れることは素直に嬉しい。僕がいちばん好きなのは9話。10話の成長を語る上で、9話は欠かせません。(10話は殿堂入りです)

 

泣けるつながりでよく「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の動画を見る。手嶌葵の主題歌を聞くだけで、ドラマの愛おしい瞬間の数々を思い出す。視聴率は全然振るわなかったらしいけれど、何回も見返したくなるドラマのひとつとして心に刻まれている人は少なくないはずだ。

 

在宅勤務しているときに「カルテット」を垂れ流していた。適度に内容を忘れていたので、松たか子の名前が巻真紀だったなとか、松田龍平演じる別府くんが九條さん(菊池亜希子)と結婚前なのにキスするんだ!とかで楽しく見れた。仕事ははかどらなかった。