on the road

カルチャーに関する話。

11月下旬

最近、都内へ散歩するときはポメラを持ち歩いている。ノートPCを持ち歩いている時期もあったけれど、荷物になるし、喫茶店でノートPCを開いたら、結局ネットサーフィンしてしまうので、自分にはポメラがベストみたいだ。何も書かない日もあるけれど、予定と予定の間の時間を喫茶店でつぶすときは、ポメラをいじっている。賞に応募する作品の設定を書き連ねたり、ブログを書いたりしている。応募予定の賞の締切まで数ヶ月あるから、じっくり考えている。

 

アウトラインは90%くらいできていて、今は矛盾がないか、本当にその展開で良いのかを点検している。バナナマンがいつしかのラジオで言っていたコントの作り方(矛盾をつぶす作業)を参考にしているのかもしれない。まだ書き始めてすらいないのに、楽しさを感じる。「映像研には手を出すな!」ばりの無双感はないけれど、徐々に自分が作りたいものがはっきりしてくる感覚が良い。年内には一旦仕上げる予定。飲み会の予定は入れすぎないようにしないと。

 

THE SIGN PODCASTのサウナ回を聴く。日本サウナ学会の加藤容崇先生の博識っぷりに驚かされると同時に「それって実は間違っていて」とか「それって実はすごい勿体なくて」みたいな話の入り方が、ひろゆきっぽさを感じた。相手の注意を引きつける話法だと思うけれど、そういう話し方をする人とは仲良くなれる気がしない。ただこのサウナ回はめちゃくちゃ面白いので、おすすめです。

 

 

散歩のついでに久々に紙の本を買った。「東京の生活史」。東京に暮らす150人の人々へのインタビュー。まだ3人分しか読んでいなくて、最後まで読み切る自信はないが、話し手の生活とちょっとした性格の歪みなんかが垣間見えてまあ面白い。もしこういう生っぽい登場人物を描いた作品が書けたらどれほど楽しいだろうか。

 

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コロナ禍になって、お金の心配をすごいするようになって、今でも何歳までにいくら資産が欲しいとか、そういうことばかり考えてしまっている反動からか、日常系の漫画がやけに面白く感じるようになった。いや、あこがれを抱くようになったというべきか。最近読んだ本で良かったのは真造圭伍「ひらやすみ」。そっか、自分って人たらしのキャラクターが大好きなんだな~、というのを気付かされた。2巻はやく出て欲しい。

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