on the road

カルチャーに関する話。

体調回復

処方してもらった漢方が思いの外効いて、週末の猛暑を乗り越えられる程度には体調が回復した。


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元気になったので、土曜日には「犬王」を観に行った。脚本野木亜紀子、監督湯浅政明、キャラクター原案松本大洋、音楽大友良英とかなりスタッフが豪華だし、キャストも名だたる俳優ばかり。ほぼ満員。周りの人の反応を見る限りリピーターも割と多そう。冒頭、短いショットで時代をどんどん遡っていく演出だけで結構満足した。紅白歌合戦のシーンが一瞬あったけれど、何で描かれたんだろうか。

 

とにかくこの映画は音が良い。カメラがゆっくり動いて、歌っている法師たちを順番に映すシーンで、映る法師によって、違う人の歌声が聞こえてくるのもこだわりを感じて、良きと思った。(寝不足で途中寝落ちしてしまった)

 


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まだまだ元気なので、帰宅後、ストレンジャー・シングスのs4を見る。佐久間さんのANNでストレンジャー・シングスはs3で少しダレた印象があったが、s4でまた盛り返した的な話をしていたのも思い出す。自分もs3は少しダレた印象があって(というよりもs2があまりに素晴らしかった)、s4に対しては若干不安に思っていたが、見始めたら杞憂だった。

 

クラスの中心にはいない彼らが多少の劣等感を抱きつつも、未知の生物と対峙する。それだけでもうワクワクなのだけれど、s4はストレンジャー・シングスの謎の核心に迫っているようで興奮している。s4のvol.2も早く見たい。余談だけど、今回のマックスのファッションが超イカしてる。

 

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POP LIFE: The Podcsastで「ストレンジャー・シングス」の特集回を聞く。

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意外と思ったのが、宇野維正さんやタナソーが趣味や好きなもので人に優劣つけるのがこの10年で嫌になった的な言及をしていたことだ。僕もそのフィーリングを感じていている。正直大学生の頃はそういうマインドが多少なりともあったことは否めないが、社会人になってからは、好きなものとその人の人格、性格はイコールではないと割り切れるようになった。人ってそう簡単に変わるものではないと思うけれど、ちょっとずつ変わるもんだと思った。