on the road

カルチャーに関する話。

3年ぶりの……

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コロナ禍で2年連続中止になっていたバナナマンのライブの配信を見た。

 

バナナマンのコントは一人二役演じる系のコントが代名詞だと思う。小道具ひとつで職業も性別も変わる演出とそれを観客に理解させる演技力がずば抜けている。一本目のネタは、教会を舞台にしていて、最後の日村さんのセリフに込められた祈りについて、カーテンコールの際に設楽さんが話されていたが、めちゃくちゃ伝わってますよ、と直接伝えたい。全体的に売れっ子でめちゃくちゃ忙しいふたりが感じている責任みたいなものが少しずつコントの中に織り込まれているように感じた。あー、バナナマンのライブはお笑いというより今バナナマンがどんなことを表現するのだろうか、ということに興味があるのかもしれない。(ブルーベリーのネタが面白かったです)ふたりのコントの黄金期はゼロ年代後半だと思うが、こんだけ忙しいのにコントを作り続けてくれるふたりに感謝したい。

 

なぜか今日も1日仕事をしている。もうそろそろ夏季休暇に入るから、自分だけ異様に日曜出勤していることには目を瞑る。在宅勤務の時はノルマをこなせたら、家事をやるスイッチが入っているので、夕方からカレーを作り始めてた。自炊しようと思ったときにカレー作る割合が異様に高い。そろそろ自炊のバリエーションを増やしたいが、平日夜遅く帰ると自炊する気にならない。帰り道にくら寿司があって、週一のペースで店に吸い込まれてしまう。食事の時にいろんな味を楽しみたいタイプだから、残業で腹を空かせた身体に回転寿司は最適解となってしまうのだ。回転寿司でハンバーグとか回転寿司でしか食べられないネタを食べるのが好き。

 

エンゲル係数が爆上がりの予感なので、なんとか生活を立て直したい。そのためにコロナの感染者が少なくなることを切に願っている。

 

知り合いにおすすめされた「石子と羽男」がめちゃくちゃ面白い。TVerで2,3話が見れなくなってしまっていたので、paraviを契約して、在宅勤務中に垂れ流していた。東大卒のパラリーガルと高卒の弁護士のふたりが日常にひそむ事件を解決していくリーガルもののドラマで、扱う題材が喫茶店での充電、子供のアプリ課金、ファスト映画……、とタイムリーで身近な話題を扱っている。撮影や演出がとても良くて、さすがドラマのTBS…、と思いながら見ていたが、どのエピソードも中盤から終盤の展開に一捻りあるのがとても良い。ファスト映画でファスト映画を作成した被告人が監督に謝る場面で、監督は感情を表に出さないけれど、被告人を許さないという展開が痺れた。加害者側を過度に美化せず、やってしまったことの取り返しのつかなさがちゃんと描かれているのが真摯。

 

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