on the road

音楽・映画・小説・漫画・お笑い・ラジオの話。

書き忘れてたGW前のこと

30年前に比べて親しい友人の数が減っている、という記事を最近読んだ。なぜ親しい友人の数が減っているのかについてを分析する記述はなかった。

 

アメリカに住んでいない僕の体感としてもそうで、でも、SNSで顔も知らないし、声をかけたこともない誰かの投稿に救われることがあって、そういう人はどのように呼べばいいのあだろうか、とぼんやり考える。

 

たまに友人からブログを読んでいると伝えてもらうことがあって、少し嬉しい。いつのまにかブログ記事の投稿件数が100件を超えている。文章がうまくなったとは思わないけれど、自分が書きたいように書けてきた気がする。完成度はともかく、コンクールに応募した経験が多少なりとも活きているのだと思うことにする。

 

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GWの少し前になるけれど、ロロの新作「ロマンティックコメディ」を観に行った。国道沿いにある丘の上の古本屋で行われる読書会。題材はいつも同じ本。皮をむく、と表現するのではなくて、皮をひらくと表現することに作者の日常を思い起こしたり、モデルとなった舞台が古本屋の近くの町なのではないかと解釈したり、自由な読書会。ロロ作品は饒舌に、かろやかに、時にはグロテスクに、魔法がかかったような鮮やかな世界を描写し、立ち上げていくイメージがあるんだけど、今回は言いよどむシーンが何度もあって、今までのロロとはひと味ちがうなと思った。

 

読書会に参加するメンバーは作者と何かしらつながりがある人で、だからだいぶ作者の生活に近づける解釈が多く登場する。それでも、現実とは違う部分もあって、それを「物語と思い出の距離を私は読む」と、作者が表現したかったことに思いを馳せる台詞が沁みた。

 

チョコエッグを開けたら、中身におばけのおもちゃが入っていない。それを本物のおばけが入っているから、あたりなんだよという場面があって、それが印象に残っている。不在というのは存在しないことではないのだ。

胸ポケットに差したボールペンがなくなった


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ここ数日は散歩をするのに心地良い気温で、これからの休日の散歩が楽しくなるぞと思っていたら、今日はとても肌寒い。春とか秋は季節が行ったり来たりしている内に夏とか冬になってしまう。気まぐれすぎませんか。

 

ひとり暮らしをはじめてから、もうそろそろ4ヶ月経つ。自炊は週一回大量に作るカレーくらいでそれ以外はスーパーの半額の惣菜かnoshという宅配サービスで届く冷凍のお弁当を食べてる。自炊のレパートリーを増やしたいけれど、仕事から戻って9時近くだと作る気を無くして横着してしまう。会社から帰った後にドラマとか見る元気もない。世の中の会社員はどんだけ体力あるんだ!高校生の頃も部活から帰ってきたら、ご飯食べて、風呂入ってすぐ寝てた。家で授業の予習・復習なんかできなかったから、学校の休み時間にやってた。なんなら授業中に予習してたこともあった。そういう生活リズムなので、会社員になっても同じような感じになってしまっているのかな。

 

漫画アプリのおかげで日常的に漫画を読む習慣が身に付いた、と思う。マガポケで少女漫画が掲載されるようになって嬉しい。マガポケに限らず2、3年前はデスゲームばっかり掲載されていて、デスゲームものが食傷気味だったので、漫画アプリで色々読めるようになってきた今が楽しい。漫画アプリでやっぱりすごいと思うのはジャンプ+。アトロクで編集長の人がいっていたけれど、課金しなくても大抵の作品は読める。ジャンプ+は連載作品ももちろん良いけれど、読み切りがたくさん掲載されるのが好きだ。しかも自分の表現したいことを書いてんだろうなって感じる作品が多いのも良い。

 

今年の読み切りで好きだったのは、安芸勘谷「ほうしょうぶしゃくらいいこ」、はくり「よるべない60デイズ」、三崎しずか「美術部の上村が死んだ」。「ほうしょうぶしゃくらいいこ」は初読の時ちょっと泣いてしまった。嫌いな自分を受け入れて前に進む系のストーリー大好きっすね。

 

 

藤本タツキの新作も0時を回った瞬間に読んだ。感想は週末元気だったらちゃんと書きます。タツキの新作を読むと創作したくなる気持ちが芽生える。「作り手も傷つかないとフェアじゃないよね」って言葉めちゃくちゃ響くなあ!

 

ヤングシナリオ大賞に応募する作品を書いていた頃、よく会社で使っていて、胸ポケットに差していたボールペンがなくなった。あまりにありふれた些細な出来事だけれど、仕事から気持ちが離れている時に起こったから、象徴的な出来事のように感じてしまう。今は安っぽいボールペンを使ってる。

盾みたいだな

昨日は会社の職域接種の手伝いで出勤していて、帰って何もする気が出ず、即寝て、今日は早起きした。朝から銭湯に行く。

 

朝サウナの入り方もなんとなくわかってきた。昼や夜に入るみたいにガッツリ入るとその日ずっと眠くなってしまうから、サッと入ってサッと出る。それでも眠くなってしまうから帰って小一時間二度寝?すると疲れや眠気、ストレスも全部吹っ飛ぶ。気がする。

 

今日は大学の友人の結婚式。結婚式用のネクタイを実家に取りに行ってから表参道へ。人も多くてなんだか息が詰まる。少し急いでいたから、息も切れる。会社の人としか話していなかったから、懐かしい気分になる。相変わらず仲の良い人たち以外とは微妙な距離感のまんまで、いつか改善される時が来てほしいとこっそり思っている。自分のコミュニケーション能力が改善されない限り難しいんだろうけど。

 

すごく素敵な式で、ご飯も美味しかった。お酒を飲むのが久しぶりにすぐに酔っ払う。新郎新婦の家族も良い人たちで、あーすげえ幸せな雰囲気だと素直に思う。

 

二次会で思い出話や近況報告に花を咲かせて、19時くらいに解散する。今日はチョコレートナナナイトの最終回だし、オールナイトニッポン55周年記念公演「あの夜を覚えてる」の千秋楽だし、イベント盛りだくさんの1日だ。帰り側にチョコナナのOP部分を聞く。アルピーの酒井さんがコロナで本来3/22だったのが急遽3/27に変更という異例の対応にチョコナナ愛されているな、って嬉しくなったな。菅田将暉のANNも同じく最終回の日程を変更するって対応してる。大学時代はANNって1年でパーソナリティ変わるイメージがあって、あまり良い印象を持ってなかったんだけれど、人気のある番組はちゃんと長く続くし、今回のイベントもラジオ番組の舞台裏をテーマにした生配信型の演劇でめちゃくちゃ楽しい。ANNファンは聞くべし。この舞台のために作られた「ばかまじめ」も良い。TBSラジオは2018年とかそれくらいからスペシャルウィークをやらなくなったけど、また再開してくれないかな。

 


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結婚式に向かう電車の中で、『ミューズの真髄』を読み返していた。美大に落ちた女性の話。1話の終わりがめちゃくちゃ良くて、勇気をもらえる。仕事嫌々期だし、帰っても特に何もしないまま眠りについてしまうことも多かったけれど、何かに打ち込む1年にしたいなと思う今日でした。

 

 

ハッピーエンドとそれから


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私立恵比寿中学の7th アルバムのリード曲である「ハッピーエンドとそれから」を鬼リピしている。私立恵比寿中学をちゃんと聞くのはこれが初めて。

 

今更好きとかじゃないけれど あの頃は間違いなく

きっとふたりはあの場所に幸せを感じていたはずで

あれって妄想だったの?ってがっかりさせんでよ

忘れたって良いから ただ無かった事にはしないで欲しい

 

交際した日々を黒歴史のように蓋をするのではなく、肯定して、今何をしているのだろうかと思いを巡らせる、そういうフィーリングを兼ね備えた作品群に無性に心惹かれるここ数年なので、この曲も例に漏れず素晴らしく感動してしまう。『花束みたいな恋をした』とか『大豆田とわ子と三人の元夫』の流れで、日本のカルチャーシーンの潮流のひとつになってくれ。

 

今年初めて観た映画は『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。


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ジョン・ワッツ監督の今までのスパイダーマンは、ジョン・ヒューズっぽい青春コメディ映画感があって、結構好きだったのだが、今回はスパイダーマンの大いなる宿命によって、鳴りを潜めている。それでも、ヴィランや過去作のスパイダーマンを救ってしまおうという気概は圧倒的に評価したい。セラピー要素を持った映画が少しずつ増えているとどこかで聞いたのだが、それだけ世の中に歪みが生まれているということか。

 

ドラえもん のび太の宇宙小戦争2021』は2年待つ甲斐のある傑作だった。


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旧作の記憶があまりない状態で観たのだけれど、冒頭の映画を撮るシーンがとても洗練されていて、これは良い映画になるぞ、とニヤニヤしてしまった。ドラ映画史上、いちばんスネ夫が活躍していると言っても過言ではないくらい、スネ夫の見せ場がたくさんある。ブログに書いたことがあるか覚えていないけれど、ドラ映画の中ではスネ夫がいちばん人間臭い。すぐに弱音を吐くし、のび太ジャイアンの勇猛果敢さについていけない。だからこそ、僕はスネ夫が決断するシーンに心動かされる。映画館を出た後の感想としてまず最初に思い浮かんだのは、ドラ映画におけるスネ夫の魅力を完璧に理解しているということだった、生意気ながら。終盤、敵をやっつけて大円団を迎え、お祝いムードになってる場面である人物が喧騒を抜け出して、会話するシーンがとても好きだし、エンディング前のひとくだりもめちゃくちゃ良い。

 

ドラえもんを観終わった後に『ドライブ・マイ・カー』を観た。正直寝不足だったので、うつらうつらしてしまい、大事な場面を何シーンも見逃してしまったように思う。濱口竜介はなんでこんなに長い映画を撮るのだろうか。Netflixで見ても映画館ほどの集中は保てないから、もう一度見に行こうか悩んでいる。チェーホフの「ワーニャ伯父さん」を読んでからにしようか。

そこの扉は開いている。


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youtu.be

 

大塚製薬のCMのメッセージ性の強さや熱量にあてられたくて、たまにyoutubeでCMを見返している。2021年1月に森山直太朗のチャンネルで公開された「見えないもの」篇がコロナを真正面から取り扱っていて、コロナに関するあれこれで疲れてしまった時に見ていた。誰のせいにもできないけれど、コロナで夏の大会が中止になってしまい、消化不良のまま、受験勉強をする羽目になった世代がいたということを改めて思い知る。受験勉強がうまくいかずがむしゃらに素振りをする加藤清史郎の姿にも胸がつまる。感染症対策で卒業式で歌も歌ってはいけない卒業生たちに森山直太朗がサプライズで「さくら」を歌ってあげる、という14分くらいの動画も先生も後輩も素敵なので、合わせて視聴するのが良いです。

 


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宇多田ヒカルの「BADモード」がどうしようもないくらい良い。会社で音楽の話はあまりしないけど、良すぎて誰かとこの気持ちを共有したいとうずうずしてしまった。アルバムがボリュームタップリすぎて、いつも最後まで通しで聞けないのは僕だけでしょうか。

 

先月末にひとり暮らしを始めた。4年前くらいにもひとり暮らししていたが、前回はしょっちゅう実家に帰って、あんまりひとり暮らししている感は無かった。今回は、家計もだいぶ余裕があるので、ちゃんと家具も買い揃えて、毎日とは言わないが自炊もできている。けれど、寂しいという気持ちは強いからか、去年死んだ犬が夢に何回か出てきた。tiktokで犬猫の動画がサジェストされる回数も増えた気がする。今の家はペット禁止だから、次はペットOKの家で犬か猫を飼いたい。

 

相変わらずラジオを聞いている。最近はコロナで代打パーソナリティが出ることが増えた。みんなで助け合ってる感じが好きだ。コロナ禍のラジオはゲストがあんまり出ないので、物足りない気持ちがないわけではないのだけれど、ラジオブースの扉が開いているからか、ディレクターやADの笑い声が聞こえてくるのは良いなと思う。スタッフも楽しんで仕事してるんだな。

 

何人かには言ったのだけれど、今年の抱負のひとつに賞に応募する、というのを掲げていた。今まで賞に応募したことはなくて、自分を試したいという気持ちとちゃんと創作に向き合いたいという気持ちがここ1年で生まれたからだ。11月くらいからプロットを考え始めて、2月28日にヤングシナリオ大賞に応募した。本当は12月に完成させるつもりだったのだけれど、プロットを考えて、書き始めてはもう一回プロットをブラッシュアップしてを繰り返してるうちに、1月になって、仕事が忙しくなって、ひとり暮らしも始めて、と、結局ギリギリになってしまった。大体15,000字くらい書いた。ギブアップせずに書き上げられたので自分を褒めてあげたい。応募した後に誤字脱字がないかすごい気になったりして、仕事中もソワソワしてしまった。今朝サウナでととのってる時にひとつミスをしていたことに気づいてやっちまったと少し落ち込む。このミスは多めに見てくれ〜。悔しいから仕事から帰ってきてからそのミスを修正する。目標は一次選考通過。目標が低いかもしれないけれど、個人的には一次選考通過するだけでもめちゃくちゃ嬉しい。

2021年良かったものを思い出せる限り

去年のブログを見返すと、片手で数えられるくらいしか飲み会に参加していないと書いていた。今年は両手で数えられるくらい。飲みに行きたい人とは飲みに行けたので、去年ほど淋しさは感じていないかもしれない。ワクチンのおかげでようやく出口が見えてきたのかな、と楽観している。

 

何度も書いているが、僕は会社で4人しかいないコロナの対策本部事務局の一員で、他部署への折衝を部長・課長の代わりに行ってきた。今年の6月頃、大企業で職域接種ができるかも、というニュースが出回ったとき、友達やバイト時代の後輩、市の職員とか色んな人から話を聴いた。うちの会社は在宅勤務がそんなにできていなくて、70〜80%くらいは出社していたと思う。今までは会社の人にお願いしてきた感染症対策も本当に意味があるのか疑問だったので、ワクチンを会社で打てるとなったとき、ここが頑張りどきだとが無我夢中だった。

 

職域接種を自分の会社で、しかも早い時期にできたのは、5割くらい自分のおかげと自負してる。会社の人やその家族、取引先の人から少なくない回数感謝されて、やりがいというのはこういうことか、と思った。すっかり社会人になってしまったよ。

 

今年はきっと仕事のストレスで余裕がなくて、映画をあんまり見れなかった。それでも良いと思った作品はあったので、今年も年越すまでの時間で思い出していこうと思う。

 

映画

土井裕泰『花束みたいな恋をした』


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今年の上半期は『花束みたいな恋をした』も『大豆田とわこと三人の元夫』と個人的に坂元裕二作品が日々の楽しみだったかもしれない。『花束みたいな恋をした』の固有名詞の数々は、僕が大学時代触れてきた作品ばかりだったので、刺さりまくっていた。2人の気持ちがすれ違っていく様が非常に大好き。喧嘩してる途中に「結婚しよう」って麦くん(菅田将暉)が言うのが最高でした。ファミレスのシーンの清原果耶と細田佳央太の初々しいやりとりも大好きです。今年のマイベスト5のうちのひとつ。

 

庵野秀明『シン・エヴァンゲリオン𝄇』


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今までエヴァにちゃんと触れてこなかったけれど、流石にエヴァの最期を見届けたいとTVシリーズから全部見てからシンエヴァを見た。今までの作品に比べて、分かりやすくて、こんなに分かりやすく決着してしまって良いのだろうか、という気持ちとちゃんとエヴァが完結したことを祝いたい気持ちの二つがせめぎ合いながら、映画の余韻と宇多田ヒカルの曲を味わっていた。

 

前田浩二『まともじゃないのは君も一緒』


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『花束みたいな恋をした』で、清原果耶の演技に惹かれたのと、近くの映画館でやってたから観に行った。この映画では2人で並んで歩くシーンが多くて、コロナで外出する機会が激減していた時期だったから、なんでもないシーンなのにすごい愛おしく感じた。スナックで清原果耶がお酒を飲んでないのにくだ巻いてて、酔っ払いのおじさんたちが一生懸命状況を理解しようとするシーンが大好きです。

 

中川龍太郎四月の永い夢


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今年の映画じゃないけど。中川龍太郎監督は丁寧な暮らしを描いてくれるから大好きなのです。話のあらすじはあまり覚えていないけれど。とにかく映像が美しいです。

 

平尾隆之『映画大好きポンポさん』


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構図も凝りまくっているし、テンポが超絶良い。こういう映画を作る映画ってたまにあるけれど、ここまで言行一致している作品はなかなかないんじゃないでしょうか。アラン君のあのシーンは胸熱でしたね。

 

高橋渉『映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』


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クレヨンしんちゃんよりはドラえもん派の僕は映画のクレヨンしんちゃんはあんまり観たことがなかったのだけれど、今年のクレヨンしんちゃんは傑作だという評判を聞いて観に行った。風間君はなぜみんなで天カス学園に入ろうよと誘っているのか、その理由がわかった瞬間、号泣してしまった。しんちゃんならではのハチャメチャさもありながら、ミステリーでもあるし青春映画でもあって、よくできた映画だったと思う。

 

松本壮史『サマーフィルムにのって』


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伊藤万理華大熱演の一作。時代劇映画を撮る高校生の話。時代劇とタイムスリップものの要素を組み合わせた映画って今までなかったんじゃないでしょうか。(あったらすいません)脚本で関わっている三浦直之含め、過去の名作への愛をストレートに語ってきた人たちだからこそ、この傑作が出来上がったんじゃないでしょうか。エンディングの余韻も最高でした。今年マイベスト5のうちのひとつです。

 

沖田修一子供はわかってあげない


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今年マイベスト5のひとつ。上白石萌歌の家族のリアルっぽさがたまらない。斉藤由貴のお母さん感素晴らしい。上白石萌歌細田佳央太が屋上から階段降りてくる長回しのシーンが好き。原作とはだいぶ味わいが違う気もするけれど、映画も面白いので、観て欲しいね。

 

草野翔吾『彼女が好きなものは』


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原作が好きだったけれど、映画も良かった。神尾楓珠も山田杏奈もビジュアル整いすぎ!って思いながら見てた。冒頭この映画の世界でもコロナが流行ったんだと思わせる描写があったけれど、それが物語の導入につながっていてうまいと思った。

 

エドガー・ライト『ラストナイト・イン・ソーホー』


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今年マイベスト5のうちのひとつ。映画見てる最中にこれは当たりだな、って思う瞬間がある。『ラストナイト・イン・ソーホー』だと、冒頭のダンスシーン。中盤のクラブでのダンスシーンでエロイーズとサンディがどんどん入れ替わるシーンで、もううっとりしちゃうくらい映像の快楽に溺れてしまった。そこからのホラー展開は若干トラウマものだけれど、エドガー・ライトが過去の悪しき部分をちゃんと批判しつつ、夢を追い求めることもちゃんと肯定していた作品を作ったということに大変意義があるし、今観るべき映画だと思う。

 

今泉力哉『街の上で』


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晦日に観た映画。非常にゆったりしてるけれど、ずっと観てられる。今泉力哉監督作品に出る俳優は全員魅力的に見えてしまう。警官の人だけちょっと演技下手な感じしたけれど。若葉竜也最高!穂志もえかも古川琴音も萩原みのりも中田青渚も魅力的。『君が世界のはじまり』でも関西弁だったけれど、中田青渚の関西弁惚れちゃう。今年マイベスト5のひとつ。

 

ドラマ

坂元裕二いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう

『花束みたいな恋をした』を観てから、坂元裕二ブームになっていて、そのころに観た作品。坂元裕二といえば、やっぱり手紙なんだなと思った。中盤くらいの話で読まれる高畑充希の手紙も最終話で読まれる有村架純の手紙もどっちも泣いてしまった。坂元裕二のドラマでいちばん好きかもしれない。

 

坂元裕二『大豆田とわこと三人の元夫』

ドラマを毎週リアルタイムで観る、というのを久しぶりにした。いつ恋で坂元裕二といえば、手紙と言ったけれど、第1話で披露宴で読むはずだった大豆田とわこの手紙が読まれなかった場面で、坂元裕二ってこうでしょ、というステレオタイプから抜け出そうとしている!とワクワクしたのを今でも思い出せる。主題歌もめちゃくちゃ良かった。

 

松本壮史『お耳に合いましたら。』


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ラジオやpodcastをよく聞く自分からしたら、このドラマを観ないわけにはいかないと毎週観ていた。第4話の彼氏に振られたことをpodcastで話す回がいちばん好きです。

 

漫画

熊倉献『ブランクスペース』

単純に絵柄が好きで読んだんだけれど、可愛さと不穏さがたまらないです。

ももせしゅうへい『向井くんはすごい!』

言ってしまえば、LGBTものなんだけれど、それで敬遠してしまうのは勿体ないと思う作品。超人気者の向井君はゲイでそれをカミングアウトしてるけれど、超人気者。主人公もゲイだけれど、まだカムアウトしていない。他者とどうわかり合えるかについて気付かされる良い漫画。

桂正和『I"s』

TBSラジオ空気階段の踊り場」の『I"s』特集回をきっかけに読んだ。エッチな漫画とばかり思っていたけれど、めちゃくちゃ良い恋愛漫画。(エッチなシーンがないわけではないけれど)まだ読んでない人は踊り場を聞いた上で読むべし。

 

稲垣理一郎/池上遼一『トリリオンゲーム』

ハッキングが得意なガクと喋りがうまいハルの2人がビジネスで成り上がっていく話。話のドライブ感がたまらない。

 

三浦椛『アオのハコ』

ジャンプから直球の恋愛漫画が登場してびっくりしている。数年前のエロ要素多めのラブコメが溢れてた時期を経て、こうした正統派の青春してる物語が紡がれてくれてありがたい。他の少年誌・青年誌もエロ要素に頼らない漫画を増やしてくれ〜。

 

タナカカツキ『マンガ サ道〜漫画で読むサウナ道〜』

『サ道』5巻の最後の話がすごい共感してしまった。今年は週2回はサウナに入っているからか、生活リズムが整う良さに気付きつつあった中で、ルーチン化した生活の心地よさについてうまく言語化してくれた話だった。

 

福本伸行/萩原天晴/上原求/新井和也『1日外出録ハンチョウ』

自粛生活を送っている中だったからか、1日だけ外出できるハンチョウの境遇とシンクロしてしまっていたのかもしれない。街中華に行きたくなったのはこの漫画のせい。友達とこんなくだらない話をしたいな〜と強く思わせてくれた。

 

椎名うみ青野くんに触りたいから死にたい

ギャグ漫画かなと思って、読み始めたらめちゃくちゃホラー漫画だった。この絵柄でも普通にめちゃくちゃ怖い。主人公のぶっ飛んだ愛に舞城王太郎を感じるのは僕だけでしょうか。

 

真造圭吾『ひらやすみ』

こんな人生を送ってみたかったランキング上位に入る。こんな愛し愛される人間になってみたいね。

 

小説

劉慈欣『三体Ⅲ 死神永生』

三体三部作の三部作目。二部で話綺麗に終わってるじゃん、と思ったら、二部の数倍のスケールで話が進んで、ワクワクしたのを覚えている。個人的には二部が一番好きだったのだけれど、こんなところにたどり着いてしまったのか、と三部のラストの余韻はひとしおだった。

キム・チョヨプ『私たちが光の速さで進めないなら』

今年知った小説家だけれど、とても好きな作家になった。世界SF作家会議で、キム・チョヨプが話す話がいちばん情景が鮮やかで鋭い視点だったので、気になって短編集を買ったのだけれど、これがドストライクだった。SFで繊細な感情を描いて、肯定して、この世界を生きていくための何かをくれる作品。

 

岸政彦編『東京の生活史』

東京で住んでいる人150人分のインタビューが収録された作品。読み進めないと話し手がどんな人なのかよくわからないし、急に出てくる固有名詞に困惑することもあるけれど、話し手のことをリアルな人としてイメージしやすい。寝る前に読むとちょうど良い。

 

音楽

星野源「創造」


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メロディーにも歌詞にも任天堂愛がこれでもかと詰め込まれていて、これがものを作るってことなのかと圧倒された。何かしなきゃ!って気持ちになる。今年いちばん聞きました。

 

STUTS&松たか子「Presence Ⅰ(Feat.KID FRESINO)」


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大豆田とわこが終わっても、ずっと聞き続けてた。後悔も悲哀も全部肯定してくれる歌が大好きなので、もちろんこの歌も大好きです。他バージョンだと、Remixをよく聞いてます。

 

銀杏BOYZ「少年少女」


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「ここにいてもいいから」の歌詞に救われた人が何人いただろう。僕もそのひとりです。

 

にしな「東京マーブル」


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「お耳に合いましたら。」のEDテーマでドラマだと伊藤万理華がダンスしてて、すごいキュートなんだけれど、それがきっかけでこの曲を聴きまくっていた。

 

Laura day romance「fever」


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去年は「rendez-vous」をよく聴いてたんだけれど、今年リリースされた「fever」もとっても良かった。やっぱり歌詞が素晴らしい。歌詞見ながら聴いてしまうことが多い。

 

Homecomingus「Here」


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ホムカミはもう8年くらい好きなので、こうしてメジャーデビューして最高を更新し続けてくれて、いちファンとしてとっても嬉しい。このMVの出来もめちゃくちゃ良いし、アルバムも良かった。

 

宇多田ヒカル「One Last Kiss」


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シンエヴァを見てからたまに聴いて、あの時の余韻にひたる、というのを繰り返してる。やっぱり宇多田ヒカルは天才ですね。

 

Enjoy Music Club「東京で考え中」


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今年の初め、一時的に本社じゃないところで働いていたのだけれど、その時期に聴いていた曲。あと2年もしないうちに30代に突入するので、じんわり沁みる。

 

Dave Dee, Dozy, Beaky, Mick & Tich「Last Night In Soho」


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『ラストナイト・イン・ソーホー』を観てから聴いている曲。聴きながら、映画の余韻にひたる。

 

柴田聡子「雑感」


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柴田聡子が好きっていう人、周りにいないのだけれど、ライブに行ったことあるくらい好きなんです。今年リリースされたのだと、これと「サイレント・ホーリー・マッドネス・オールナイト』」が好き。

 

intellexual「Popstar(feat.Liam Kazar And Benny Sings)」


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ホムカミのラジオでかかっていた曲。ホムカミのラジオで洋楽にほんの少し詳しくなってきている気がする。ちょうど自分が好きなテイストのをかけてくれるし。

PUFFYこれが私の生きる道


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『まともじゃないのは君も一緒』で清原果耶がカラオケで歌ってて、懐かしいなと思って、今年はよく聴いてた。高校生がPUFFYの歌をカラオケで歌うって違和感ありまくりなのは気にしない。

Focus「Hocus Pocus」


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『ラストナイト・イン・ソーホー』きっかけで『ベイビー・ドライバー』でかかってた曲を聴き返してた。この曲は、終盤の逃走シーンでかかる曲なんだけれど、この曲聴きながら通勤してるとテンション上がる。

 

***

書きながら映画見たり、お酒飲んでたら年越してしまいました。

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

そば、映画、いつものサウナ

先週は水曜日から土曜日まで研修で、土曜日の振替休日で今日休みを取っていた。昨日から雨が降りしきっていて、外に出ようか悩んでいたけれど、せっかくの休みだからと昼前に出かけた。

 

日本橋にある立ち食いそば屋「そばよし」で昼飯を食べた。立ち食いそばでありながら食べログ百名店に選ばれていたり、アルピーチャンネルでとてもうまそうだったので、食べたかったのだ。平日しか営業していないので、要注意。鰹節の問屋だからか、だしの匂いが立ちこめる店内。半ライスには粉かつおがついてきて、醤油を3,4滴垂らすと、無限にご飯が進むし、そばのつゆを流し込んで、おいしさ倍増。最高。

 

 

お腹を満たした後にTOHOシネマズ日本橋で「彼女が好きなものは」を観に行った。原作の小説がとても好きなので、公開初日に観に行きたかったけれど、埼玉県ではどこも公開していなかったので、観れていなかったのだ。三浦さん役の山田杏奈も安藤くん役の神尾楓珠もビジュアル完璧。冒頭のBL本を買うことがバレてしまうシーンの山田杏奈の演技が好きでした。あと、どの数字が受けか攻めかをファミレスで話すシーンも。主役のふたりに限らず、フレッシュな配役でとても好感を持てた。演技がつたない部分は多少あるけれど、断然支持したい。

 

 

観覧車のシーンの演出が良いなと思った。観覧車で三浦さんが安藤くんに告白するというベタな展開に対して、他のゴンドラからふたりの様子を見守ってる感じの映像はあまり見たことがなかったから。(もしかしたらよくある手法なのかもしれないけれど…)

 

スタッフクレジットが流れてるとき、この物語の後のふたりがどういう人生を歩んでいくのか、すごい気になってしまった。そういう気分にさせてくれるタイプの映画でした。NHKでやってたドラマも見たいけれど、NETFLIXで見れなくなってた。年末にGEOで借りるか。

 

帰りに日本橋の近くの銭湯に寄ろうかと思っていたが、通勤ラッシュに巻き込まれるのがいやだったので、すぐに家に帰って、いつも行っている草加健康センターへ。サウナを好きになって、5年近くになるが、草加健康センターのコスパの良さは異常。タオルなしで800円で、トップレベルのととのいを得られるし、家からのアクセスもそんなに悪くないので、週2で通っている。平日と休日、それぞれ1日ずつ。今日は雨が降ってたからか、そんなに混んでなくて、最高なセットでした。