on the road

カルチャーに関する話。

2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

詩人の唇と実験【清書】

カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』の読書会のために眠い目をこすりながら、斜め読みしたから、場面描写がよくわからず入り込めなかった。アメリカ文学はそんなに苦手じゃないと思っていたが、ユーモアをたっぷり込められると一歩引いてしま…

詩人の唇と実験④

エッセイ的なものはYouTubeやTikTokでも流通していったが、日記の方がいまいちノレないと感じることが多かった。 僕から見える範囲なので、一概にはそうとは言えないんだろうけど、日記で持て囃されている文章の多くは文体で評価されてる。 やけにテンション…

詩人の唇と実験③

オーケストラのような構成というものを深く考えもせずに昨日書いてしまった。僕は音楽の素養があるわけではないから、滅多なことは言えないのだけれど、オーケストラのような楽曲には主題があり、それが時間を経るごとに変奏していく。 半年前から読んでいる…

詩人の唇と実験②

保坂和志もクンデラもカフカから影響を受けている。カフカの本はあまり読んだことがない。高校生の頃に『変身』を読んで、エンタメ小説ばかり読んでいた僕はあまり内容が分からなかった。 書くことで思考する。僕は頭の中だけでロジカルに思考していくことは…

詩人の唇と実験①

カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』の読書会のために眠い目をこすりながら、ななめ読みしたから、場面描写がよく分からず入り込めなかった。アメリカ文学はそんなに苦手じゃないと思っていたが、ユーモアをたっぷり込められると一歩引いてし…