on the road

カルチャーに関する話。

2024-01-01から1年間の記事一覧

詩人の唇と実験【清書】

カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』の読書会のために眠い目をこすりながら、斜め読みしたから、場面描写がよくわからず入り込めなかった。アメリカ文学はそんなに苦手じゃないと思っていたが、ユーモアをたっぷり込められると一歩引いてしま…

詩人の唇と実験④

エッセイ的なものはYouTubeやTikTokでも流通していったが、日記の方がいまいちノレないと感じることが多かった。 僕から見える範囲なので、一概にはそうとは言えないんだろうけど、日記で持て囃されている文章の多くは文体で評価されてる。 やけにテンション…

詩人の唇と実験③

オーケストラのような構成というものを深く考えもせずに昨日書いてしまった。僕は音楽の素養があるわけではないから、滅多なことは言えないのだけれど、オーケストラのような楽曲には主題があり、それが時間を経るごとに変奏していく。 半年前から読んでいる…

詩人の唇と実験②

保坂和志もクンデラもカフカから影響を受けている。カフカの本はあまり読んだことがない。高校生の頃に『変身』を読んで、エンタメ小説ばかり読んでいた僕はあまり内容が分からなかった。 書くことで思考する。僕は頭の中だけでロジカルに思考していくことは…

詩人の唇と実験①

カート・ヴォネガット・ジュニア『タイタンの妖女』の読書会のために眠い目をこすりながら、ななめ読みしたから、場面描写がよく分からず入り込めなかった。アメリカ文学はそんなに苦手じゃないと思っていたが、ユーモアをたっぷり込められると一歩引いてし…

実家で毎週録画してるテレビ番組は僕しか見てない

転職して、出張する機会が増えてきた。今後は月に1回のペースで出張に行くことになりそう。帰りのサービスエリア、駅や空港でお土産を多めに買ってしまう。出張慣れしていないからでもあるし、何かをあげたくなる心性が年齢を重ねるごとに剥き出しになってき…

やっと読み終えた小説、読み進められた漫画、それと最近の話。

去年の秋から読んでいる本をしばらく読み進められずにいた。風呂場でちょこちょこ読んでいたから、カバーがよれよれになってしまう。出先で読もうといつも鞄に入れていたのに、読まずじまい。本屋で新しい本を買ってしまうから、喫茶店で時間を潰すときも、…

刺繍と歌集

『哀れなるものたち』のOPシーンで映し出される刺繍の美しさににっこりしてしまう。贅沢な手間。自分の消費行動の多くがコスパに支配されているから、こういうこだわりに触れるとこうありたいと軌道修正をしてくれる気分になる。そんなムードの中、最近会っ…

箇条書き(リハビリ)

転職して4ヶ月目。思っていたより残業をする日々となってしまう。ブログを書きたいけど、まとまった文章を書けない。でも、何か吐き出したい。だから、箇条書きで、最近のことを。 京都、行先を確認せずにバスに乗ったら、行きたかった出町柳の方面から少し…