on the road

カルチャーに関する話。

魅惑の麺線、太るに足る食事

半年前に友人とした約束に縛られた食生活を余儀なくされている。僕は、突拍子もない約束をよくしてしまうのだが、半年前しゃぶしゃぶの食べ放題へ友人たちと行った時、どんな話の流れかはもう定かではないが、年末までに5キロ痩せなかったらiPad Pro買ってあげると一方的に交わしてしまう。友人からしたらノーリスクハイリターンなので、何も異論は挟み込まれない。

 

その年末までもう1ヶ月を切っている。それまで転職前後の送別会を言い訳にいつも通りの食事を取っていたから体重はさほど減っておらず、先週時点で後3キロ痩せなければいけない状況だった。

 

これはいけないと先週から強めの食事制限プラスジムで身体を小一時間動かすようにしてなんとか後1.5キロというところまでこじつける。

 

そんな中、ラーメンを食べたい欲がふつふつと湧き出し、SUSURU TVで自分の生活圏にあるラーメン屋のレビュー動画を漁る。最近は、煮干しラーメンにハマっていたから、煮干しラーメンを美味しそうにすするSUSURUを見て、我慢できねえな!と週末に足を運ぶ。

 

ダイエットが成功するかの不安もよぎっていたから、ラーメン屋まで歩く。大体25分くらい。店の前には20人弱の行列が出来ていた。普段なら並ばないけど、空腹とラーメン欲で判断能力が失われているので、何も考えずに並ぶ。

 

小一時間並んで、ようやく店の中に入る。発券機で濃厚煮干しラーメンとうずら卵、和え玉を買う。

 

そして、着丼。

 

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うまいラーメン屋は盛り付け方が綺麗だと思う。この綺麗な麺線を見るだけで食べる前から美味しさへの期待が50%くらい上がる。

 

実際に食すると煮干しが濃厚すぎて美味さにたどり着いた感じがしない。お腹を壊しそうになる。和え玉もひと口目は最高に美味しい。でも、お腹を壊しそうな状態では二口目以降はただ過酷なだけである。

 

帰り道、確かに胃の中に収まったという存在感を感じながら黒烏龍茶を買う。黒烏龍茶は食後に飲んでも意味がないと聞いたことがあるが、罪悪感を紛らわせればOKなので気にしない。

 

その日からなし崩し的にご飯を食べてしまい、昨日の夜、体重計に乗るとせっかく痩せた分が元通りになっていた。後3キロ。明日の夜からまた頑張ります(明日の昼は会社の人にケンタッキーを奢ってもらう約束があるのでダイエットは一時休戦)。