on the road

カルチャーに関する話。

オレンジとみかん

少し前からセブンイレブンで「オレンジとみかん」が紙パックのジュース系の列に陳列されていて、オレンジとみかんは区別するのかと思い知った。たしかにオレンジジュースというとき、こたつに入りながら食べるみかんとか給食の時に出てきた冷凍みかんではなくて、皮の分厚い方の柑橘類を想像していた。皮の分厚い方の柑橘の思い出はあまりない。小学生の頃、父がよくわからないタイミングで買ってきて、剥いてあげようかと言ってきたのを覚えているくらいだ。果物ナイフを不器用に扱いながら、果汁まみれの手で渡された気がするけど、それは記憶が捻じ曲がりすぎている気がする。

 

オレンジが不足していることはニュースで知った。記事の中で世界的な果汁不足という言葉が踊っている。果汁不足と表現されると、深刻さが薄れてしまうようでおかしく思う。味覚が繊細ではないので、「オレンジとみかん」を飲んでも、今までのオレンジジュースとの違いがわからなかった。香料とかでうまく調整されてるのかもしれない。

 

マクドナルドでオレンジジュースを頼んで、めちゃくちゃ薄いことがこの2、3ヶ月で2回あった。当時はちゃんと原液を補充してくれよと恨んでいたのだけれど、オレンジが不足しているから、薄かったのかとニュースで見聞きした後でようやく僕はマクドナルドを許したのでした。