on the road

カルチャーに関する話。

2020-2021 ずっと家にいた年末年始

仕事がアホほどたまっているけれど、休める時に休もうということで、有休を駆使して、12月26日から1月5日まで休みを取ることにした。一回だけ都内に出かけてしまったが、それ以外はずっと家にいた。サウナに行きたいと思ったけれど、人が多そうだし、自粛した。人と会わないと、こうも退屈なのか。

 

都内に出かけたのは、有馬記念の日で、有馬記念自体は負けてしまったのだけれど、断捨離で得た金がなくなっただけで、ボーナスはまだ使っていない。友達の友達が食事の場でマスクせずに大声で会話していて、この時期に無神経すぎやしないか、と嫌な気持ちになる。隣の席の知らない夫婦が令和の令の字に傘があるから、元号が変わってから嫌なことばかり起きるのだ、と繰り返し僕らに向かって訴えていた。

 

12月30日にオンラインで忘年会をした。思ったより人が集まって嬉しかった。普段酒を飲まないのに、ビールとレモンサワーをガブガブ飲んでしまって、終盤つぶれる。後半マイクをちょこちょこミュートして、トイレに吐きに行った。20代後半にもなっていまだに酒の飲み方が下手なのは情けない。

 

12月31日、7時前に目が覚めるが、若干二日酔い。マガポケというアプリでサッカー漫画『DAYS』が245話無料だったので、読みまくる。二度寝して昼に起きる。2020年に見たり読んだりしたものを振り返るためにはてなブログでだらだら振り返りをした。来年はもう少し心の余裕を持って、映画やらドラマを見たり、小説を読みたいと思ったりする。

 

 

ブログは誰かに読んでほしくて書いているのだけれど、実際に読んだよ、とか、何書くの?とか言われるとびっくりする。特にアクセス数のことはブログとかTwitterで触れたことはないが、最近アクセス数がちょっと伸びてきているのが嬉しい。できれば反応も欲しいところだけれど、それは望みすぎだろうか。もう少し投稿頻度を上げられるようにしたい。

 

年末の過ごし方は特に決まっていないが、だらだらブログを書くのに思いのほか時間がかかってしまって、今年は紅白歌合戦をちょこっと見るくらいで終わってしまった。いつもの過剰なエンタメ感がなかったので、ストレスなく見れた。紅白歌合戦で見たかったのは、YOASOBIと星野源くらいで、その2組はちゃんと見た。YOASOBIは若干緊張が伝わったけれど、歌唱力は抜群だった。星野源は「うちで踊ろう」だった。紅白初披露の2番がどんなものなのか、とても気になっていたけれど、案の定喰らってしまった。

 

2番の始まりは、こうだ。

 

常に嘲り合うよな 僕ら
”それが人”でも うんざりださよなら
変わろう一緒に


コロナ禍で感じていたものは、ウイルスへの恐怖というより、こうも簡単に疑心暗鬼になって、主張の違う人を叩いてしまう人の弱さだったので、ここに触れるのか、星野源は、さすが〜!って救われた気持ちになった。

 

瞳閉じよう 耳を塞ごう
それに飽きたら 君と話そう
今何してる? 僕はひとりこの曲を歌っているよ


サビの部分で周りの煩わしい声から距離を取ろうぜっていう歌詞で、周りの無理解で苦しんでいる人たちを救えたんじゃないかとすら思った。

 

愛が足りない
こんな馬鹿な世界になっても
まだ動く まだ生きている
あなたの胸のうちで踊ろう ひとり踊ろう
変わらぬ鼓動 弾ませろよ
生きて踊ろう 僕らずっと独りだと
諦め進もう

 

誰かと繋がったり、同じ気持ちにならなくてもひとりで生きて踊ろうぜ(楽しもうぜ)って紅白歌合戦で歌ってくれてありがとう、ありがとう。それだけで最高の大晦日を過ごせた気分になれました。年越しの瞬間はTBSラジオを聞いていた。ハライチ岩井と松本穂香のやり取りに少しドキドキしてしまうのは僕だけでしょうか。

 

1月1日、『DAYS』を読んだり、友達にあけおめLINEを送る。毎年抱負を考えるんだけれど、今年の抱負がいまいち決まらない。やりたいことがたくさんあるからで、どれをいちばんやりたいのか自分の中ではっきりわかっていない。とりあえず腹筋を割りたいので、筋トレは継続しようと思う。

 

1月2日、マンガワンで『正直不動産』を少し読んで、面白えと思ったので、全巻買う。僕は不動産営業ではないものの、不動産業界にいる+宅建を取ったので、わかるわ〜、の連続だった。会社の後輩にオススメしようと思う。

 

 

夜は逃げ恥の新春スペシャルだった。逃げ恥にラブコメを求めていた人は、微妙な印象を抱いたんだろうが、もともと逃げ恥って社会問題を扱いまくるドラマだったよなあ、と思いながら見る。逃げ恥が放送されていた当時は、社会人1年目だったので、あまり意識していなかったことなんだけれど、平匡さんとみくりさんが住んでいる家、めっちゃ良いなあとか、こんな暮らしするためにはいくら稼げば良いんだ、みたいなことが頭の片隅を支配する。冷静な気持ちで見れなかったので、もう少し時間を空けて見たいと思う。


1月3日。本来ならば1月4日に仕事が始まるのだけれど、有休を取っているから、全く憂鬱な気持ちにならない。僕と同じコロナ関連の仕事をしている先輩がスムーズに仕事ができるようにお膳立てをしておく。休みの日に数時間仕事をしてしまっているので、残業代もったいないなという気持ちになる。だが、先輩は異動してきて6ヶ月くらいでまだ仕事に慣れていないので、なるべくフォローせねば、と自己犠牲の精神を働かせてしまう。仕事人間はこうして出来上がっていくのかもしれない。

 

1月4日、Twitterで『花束みたいな恋をした』のシナリオブックが発売されたことを知り、買いに行く。いちばん近い本屋に売っていなくて、寒い中、チャリを漕いで本屋をハシゴする。帰って速攻で読む。まだ映画が公開していないから物語に言及するのは避けるが、僕が20代前半で触れてきた音楽や小説、漫画がたくさん登場してきて、うわっ、自分たちの話じゃんと思ってしまった。ロロのファン界隈にはすごい響くんじゃなかろうか。これを映像で見たら、泣いてしまうこと間違いなしだ、という物語だし、監督は土井裕泰(みんな大好きなドラマ『カルテット』の監督)なので、期待大。予告の時点で傑作の雰囲気ビンビンだし、試写の評判良いので、今月末が楽しみだあ。

 

花束みたいな恋をした

花束みたいな恋をした

  • 作者:坂元 裕二
  • 発売日: 2021/01/04
  • メディア: 単行本
 

 



1月5日、緊急事態宣言が出そうだから、仕事をちょっとだけこなしてからパラビで『MIU404』を全話一気見する。野木亜紀子作品は安定して面白いから、安心して見られる。『アンナチュラル』の方が好きだけれど、アクションシーンもあるし、キャストも豪華なので、物語を追う楽しさは『MIU404』かもしれない。最終話のドラッグの幻想の演出、好きだなあ。全話、それくらい好き勝手やってくれても良いんだけれどなあ。『MIU404』も『アンナチュラル』もきっとシーズン2やるだろうから楽しみ。明日からの仕事頑張るぞ〜。