on the road

カルチャーに関する話。

二度寝の過剰信仰

安いスマートウォッチをつけて寝るようになった。入眠時間や深い眠りがどれくらいできているか、を朝起きてアプリで眺める。寝付くのが異常にはやい、深い眠りの割合が高まらないなあなんてことを思いながら朝の支度をする。一人暮らしを始めてから、朝の時間を有効活用できなくなっている。前は早起きして、前日の深夜ラジオを聞いていたけれど、ギリギリまで惰眠をむさぼる。朝型の生活リズムにしたくて、アラームは早めに設定するが、二度寝の誘惑に負ける日々だ。二度寝の効用を過剰に信仰しているわけではないのに、朝になるともっと寝ておいた方が良い、とベッドに沈み込む。

 

夜、寝る前、漫画アプリで異世界転生ものを読んでいる。偏った思想を持っている主人公が一定数いて、なんでこんな危うい人が異世界に転生されてしまうのかと心配になるけれど、権力を振りかざす者たちがこれでもかと痛い目に遭う様に若干胸のすく思いを感じてしまうのも否めない。いびつな現代の勧善懲悪ものだ。異世界スローライフを送ったり、ラブロマンスを繰り広げたり、勧善懲悪ものだけが異世界転生ものというわけではもちろんない。

 

そんなに仕事中スマホをいじっているわけではないけれど、家に帰るとスマホの充電が30%を切っている。だから寝る前にスマホをいじろうとしたら、充電ケーブルをつなぎながらになる。「違国日記」のある一コマでコンセントのちかくにふとんを敷いて、充電ケーブルとつないでいる様子が描かれているんだけれど、犬小屋でリールにつながれている犬をなぜか思い起こしてしまった。充電ケーブルは寝る前の自分の行動範囲を限定している。

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風呂上がりはぐてーっとすることが多いけれど、肩こりがあまりにひどいからYouTubeで動画を見ながら、ストレッチをしている。マッサージよりも自分でストレッチをした方がちゃんとほぐれるように感じる。マッサージに行っても解消されなかった痛みが5分程度のストレッチで少し解消される。

 

銭湯にあるマッサージでおじさんに力強くマッサージされると、正直激痛が走っている。この痛みがこりの解消につながるなら、と力加減はいかがですかと聞かれても、ちょうど良いですと強がる。マッサージに行ったときにだいぶ張ってますねと言われると、なぜか「仕事大変ですね、お疲れ様です」に脳内翻訳されて、少し嬉しくなる気持ちを感じてしまうのは僕だけだろうか。

 

会社の休憩スペースを改装することになって、11月くらいまでよく使っていた自動販売機が使えなくなってしまった。毎日のようにアイシースパークを飲んでいたのに飲まなくなった。coke onのアプリのヘビーユーザーだったけれど、そのせいで数週間coke onアプリを起動していない。会社で疲れたなあと思ったら、ビルを出て近くのコンビニでデザートを買いに行く。節電に律儀に協力しているから、僕のいるフロアーはめちゃくちゃ暑い。涼しいところといったら、コンビニしかない。自分のデスクでシュークリーム食べている社員は自分以外にいないと思う。最近は夕方に干し芋をむしゃむしゃ食べている。あまりに干し芋を食べているからか、茨城県出身の先輩が茨城県産の高級な干し芋を買ってきてくれた。茨城が干し芋の特産品であることをそのときに初めて知る。

 

同期との飲み会の時に最近会社で干し芋を食べていると言ったら笑われた。干し芋を会社で流行らせて、笑い話じゃなくしてやりたい。が、自分きっかけで何か流行った試しはない。

 

そういえばいつかのバナナムーンGOLDで設楽さんが言っていたけれど、干し芋って絶対に1日で食べれる量じゃないのに、チャック付きで売られていないのは何でなんだろう。干し芋メーカーの方、改善を求めます。