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ほっとけないよ

 昔のJpopはそんな詳しいわけではないけれど、ふとしたきっかけで聴き込んでしまう曲がいくつかある。楠瀬誠志郎の「ほっとけないよ」もそのひとつだ。

 

ほっとけないよ

ほっとけないよ

  • 楠瀬 誠志郎
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

楠瀬誠志郎の「ほっとけないよ」を聴くようになったきっかけは2018年2月16日のバナナマンバナナムーンGOLDだ。この日、設楽さんはインフルエンザでラジオを欠席(電話のみでの出演)、ゲストも呼ばず、日村さんとオークラさんでバナナムーンGOLDを進行した。日村さんが休むことは度々あれど、設楽さんが休むことは珍しかったので、記憶しているリスナーは多いだろう。

 

https://www.tbsradio.jp/226591

 

この日のバナナムーンGOLDは、インフルで休んでいる設楽さんを元気づけよう、ということで設楽さんのカラオケの十八番である楠瀬誠志郎「ほっとけないよ」を替え歌にし、日村さんがそれをつなぎ合わせて歌うヒムペキソングの企画が主だった。いつもラジオを進行している設楽さんがいないからか、かつてないグダグダだったけれど、歌で元気づけようという企画に猛烈に感動してしまい、それから「ほっとけないよ」を何回も聴くようになったのだ。曲自体の素晴らしさもさることながら「ほっとけない」という言葉がやけに頭に残る。誰かのことを想ってなんとかしてあげたい、という感情はエゴだとも思うけれど、そういう余計なお節介をしたくなる今日この頃だ。

 

この2ヶ月、グループのコロナ対策本部の事務局メンバーとしていろんな人に連絡をしてきた。建設業界に半分足を突っ込んでいる会社なので、職人の生活を守るためなんていう名目で事業継続が行われている。緊急事態宣言が発令されてからも経済を優先しつづけた結果、経営者と従業員の間で大きな軋轢が生まれている。中長期的にこの状況が続くことを考えたら、経営者の言い分もわかるけれど、従業員の感情と全く向き合わない姿勢には甚だ疑問だ。せめて僕は僕なりに意見を伝えよう、と努めてきた。大学時代のサークル運営ではあまり僕の意見をちゃんと伝えてきたことはなかったような気がするけれど、社会人になって、ちゃんと意見を言うことの大事さなんてことを感じるし、誰かの立場に立って物事を考えることが増えてきたと思う。英語の表現を借りれば「誰かの靴を履いてみる」ことができてきたんじゃないだろうか。

 

「誰かの靴を履いてみる」ために必要な感情って「悲しみ」とかそういうマイナスな感情なのだと教えてくれたのは、『インサイド・ヘッド』だ。小沢健二は「痛快ウキウキ通り」で「喜びを他の誰かと分かち合う! それだけがこの世の中を熱くする!」なんて歌っていたけれど、悲しみに暮れる時間も必要なのだ。悲しみに暮れた人のそばにそっと寄り添う優しさをおじさんになるまでに手に入れたい。

 

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Homecomingsの「HURTS」にも同じ精神を感じて、ずっと好きだ。

 


Homecomings "HURTS"(Official Music Video)

 

毎日毎日とは言わないけれど

嫌な事が次から次へとやってきて

なんとなくの寂しさが夜に向かってくる

失意は砂時計の中に埋まっていて

掘り起こすのに必死だよ

そのときそこにいられるといいね

ちょっとした運みたいなもんなんだから

 

きっと多くの人は在宅勤務をしているんだと思うが、僕は通常通り会社へ通勤している。土日になってようやく外出自粛ができる。平日普通に会社に行っているのに土日を自宅で過ごすのは苦痛だ。だから今日みたいな天気が良い日は散歩したくなる。当たり前のように桜の葉の色が濃くなっていく様に心が動く。心なしか散歩する人が多い気がする。人間は環境と切り離して生きられないのだなと思う。散歩中バナナマンバナナムーンGOLDを聴く。森山直太朗が電話でゲスト出演し、設楽さんの誕生日を祝うため、「さくら」や「Happy Birthday To You」を歌っていた。今年で10回目の出演らしく、なんだか感慨深い。今年はワクワクさんもゲスト出演して、とてもカオスで面白かった。森山直太朗の「運命の人」と言う曲のことをふと思い出す。「運命の人」はオークラさんの結婚式のパーティの際、即興で作った曲だ。

 


森山直太朗 運命の人

 

歌の前後のおぎやはぎバナナマンの声もあいまって、心がほかほかする。「黄金の心」のアルバムの中にも収録されているし、結婚式をもしやるとしたら絶対BGMとしてかけたい。(予定なんてもちろんない)

 

zoom飲みなるものを何回かやる。発言者の映る画面の枠が黄緑で縁取られる。喋る人ー聴く人とはっきり分けられている気がしてしまう。会話ってそういうもんじゃないでしょ?酔った時の自分の顔の赤さに若干引く。居酒屋で飲むより酔いやすいのは確かだ。直接会わなくてもコミュニケーションできるわけだけれど、直接会って話してえ、という気持ちは強くなる。なんなら電話の方が良い。

 

むかえの勧めで「スキップとローファー」を読んだ。

僕好みの優しい物語だ。ちょっと嫌な女の子の努力もちゃんと描いてくれるから、全員好きになる。 

 

好きなシーンは無数にあるけれど、演劇部の演劇見ているシーンが好きだ。

 

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ひたむきって良い言葉。ちょっと今はコロナでだいぶ疲弊しているけれど、ひたむきに仕事してやろうと思う。